ホームホワイトニングの値段は?内訳と総額の計算方法を中立解説

ホームホワイトニングの費用を調べると、8,000円から40,000円といった幅の広い数字が出てきます。5倍近い開きがあると、自分の場合がどこに落ちるのか読めません。

幅が生まれる理由は単純で、表示価格に何が含まれているかが医院によって違うからです。マウスピース代が入っているか、ジェルが何本分か、上下両方か片方か。この3つが揃わないと、金額を並べても比べたことになりません。

ここでは費用を3つの要素に分解したうえで、必要なジェルの本数を自分で見積もる方法まで説明します。相場を眺めるのではなく、自分の条件で計算できるようにするのが目的です。

目次
Oh my teeth
Oh my teeth

費用は3つの要素でできている

まず、何にお金がかかるのかを分けます。

要素目安変動する理由
診察・型取り医院により別立てまたは込み初診料・検査料の扱い
マウスピースの作成上下で10,000〜30,000円程度上下か片顎か、素材、作り方
ジェル1本 2,000〜5,000円程度濃度、容量、セットの本数

診察・型取り

始める前に、虫歯や歯周病の有無、詰め物の位置、変色の原因を確認します。そのうえで歯型を採ります。

この費用が施術費に含まれているか、初診料や検査料として別立てになっているかは医院によって異なります。

マウスピースの作成費

最初の1回だけかかる費用で、総額に占める割合が大きい部分です。

自分の歯型に合わせて作るため、既製品ではありません。上下両方作るか片方だけかで金額が変わります。

ジェルの費用

こちらが続ける間ずっとかかる部分です。使い切れば追加で購入することになります。

セットに何本含まれるかは医院によって違い、そこが総額を左右します。ジェルの性質についてはホームホワイトニングのジェルで整理しています。

「セット◯◯円」の中身を分解する

料金表に「ホームホワイトニング 20,000円」とだけ書かれている場合、次の3点を確認してください。

マウスピース代が含まれるか

もっとも大きな差になる項目です。含まれていれば初期費用はそれで完結し、含まれていなければ別途10,000〜30,000円程度が加わります。

安く見える表示ほど、マウスピース代が別立てになっていることがあります。

ジェルは何本入っているか

セットに含まれるジェルの本数は、2本のこともあれば4本や6本のこともあります。

この本数が、そのセット価格で「どこまで進められるか」を決めています。 本数が少なければ、目標に届く前に追加購入が必要です。

上下両方か片顎か

見落とされやすいのがこれです。マウスピースを上下両方作るのか、上だけなのかで、作成費もジェルの消費量も変わります。

日常で見えるのは上の前歯が中心なので、上顎だけで進めるという選択もあります。ただし、笑ったときに下の歯も見える場合、上だけ明るくすると差が出ます。どこまでを対象にするかは、費用と見え方の両方から決めてください。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容はマウスピースと薬剤を用いた歯の漂白で、費用は歯科医院によって異なります。本記事の金額はすべて一般的な相場であり、特定の医院の料金ではありません。マウスピースの作り直しやジェルの追加購入には別途費用がかかる場合があります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。

自分の場合に何本必要になりそうかは、状態を見てもらうと見当がつきます。

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必要なジェルの本数を見積もる

ここが総額を決める部分です。計算に必要な数字は3つだけです。

1本で何回分かを確認する

これは製品によって違います。容量も、1回に使う量も、上下両方か片顎かで変わるためです。

処方を受ける際に「1本で何回分になりますか」と聞いてください。 この数字が分からないと、総額は計算できません。

目標到達までの日数から逆算する

ホームホワイトニングは、変化を感じ始めるのが2週間前後、目標の白さに届くまでが1〜3ヶ月というのが一般的な目安です。

自分の場合にどのくらいかかりそうかは、変色の状態によって変わります。これも初回に聞いておく項目です。

計算例

数字が揃えば、あとは割り算です。

  • 1本で6回分
  • 1日1回使用
  • 目標到達まで2ヶ月(約60日)

この場合、60 ÷ 6 = 10本が必要な見込みになります。セットに4本含まれていれば、追加で6本購入する計算です。

1本3,000円なら追加分は18,000円。マウスピース代とセット価格に、これを足したものが総額になります。

金額の比較は、この形にしてから行ってください。 「セット20,000円」と「セット30,000円」を並べても、含まれる本数が違えば意味がありません。

続ける間にかかるもの

目標に届いたあとも、費用はゼロにはなりません。

ジェルの追加購入

色戻りは3〜6ヶ月ほどで始まります。白さを保ちたければ、定期的にジェルを使うことになります。

マウスピースは手元にあるので、追加でかかるのはジェル代だけです。この点は、毎回施術費がかかるオフィスとの違いになります。

マウスピースの作り直し

こちらは想定外の出費になりやすい項目です。

変形、破損、紛失があれば作り直しです。熱いお湯で洗った、高温になる場所に置いた、外出先で置き忘れた。いずれも起こり得ます。

また、矯正や抜歯、詰め物の治療で歯型が変われば、合わなくなって作り直しが必要になります。この点はホームホワイトニングのデメリットで詳しく整理しています。

定期的な確認

自宅で進める方法とはいえ、途中で状態を見てもらう機会は必要です。

しみる症状が続いていないか、歯ぐきに炎症が起きていないか、マウスピースが適合しているか。この受診にかかる費用も見込んでおいてください。

支払いの形式

金額の総量は同じでも、払い方には種類があります。

一括で購入する形

マウスピースとジェルのセットを最初にまとめて購入し、足りなくなったら追加する形式です。

最初にまとまった額が必要になりますが、使う分だけ買い足せるので、途中でやめた場合の無駄が少なくなります。

月額で続ける形

月ごとに支払い、ジェルが定期的に届く形式を用意している歯科医院もあります。

一度に用意する額を抑えられる一方、総額は「何ヶ月続けるか」で決まります。 回数ではなく期間で計算する必要があるため、見積もりの考え方が変わります。

どちらが向くか

短期間で目標に届く見込みがあり、そのあと維持を自分で調整したいなら一括型が向きます。

期間が長くなりそうな場合や、初期の負担を抑えたい場合は月額型が噛み合います。ただし、やめるまで払い続けることになるため、いつまで続けるかを決めておいてください。

費用全体を下げる考え方はホワイトニングを安く抑えるにはにまとめています。

自分の条件での総額は、状態を見てもらうと具体的に出せます。

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よくある質問

市販のキットとの価格差は何ですか

市販品は数千円で購入できますが、歯の内部の色素を分解する薬剤は使われていません。これらを扱う行為は医療行為として位置づけられており、歯科医師の管理のもとでのみ行えます。価格差は品質の差ではなく、扱える薬剤と作用する範囲の差です。市販品で到達できるのは、表面の着色を落として自分の歯の本来の色に戻すところまでです。

マウスピースは片顎だけでもいいですか

可能です。日常で見えるのが上の前歯中心であれば、上顎だけという選択もあります。費用も抑えられます。ただし、笑ったときに下の歯も見える場合は差が出るため、鏡で確認したうえで決めてください。

ジェルが余ったら次回に使えますか

使用期限と保管方法によります。薬剤は温度と時間の影響を受けるため、高温になる場所に置いたものや期限を過ぎたものは作用が落ちている可能性があります。保管方法は処方の際に確認してください。

医療費控除の対象になりますか

ホワイトニングは審美を目的とした処置なので、原則として医療費控除の対象外です。ただし、同じ時期に受けた虫歯や歯周病の治療は対象になります。制度の詳細はホワイトニングに保険は使える?で整理しています。

まとめ

ホームホワイトニングの相場に幅があるのは、表示価格に含まれるものが医院ごとに違うためです。費用は「診察・型取り」「マウスピースの作成」「ジェル」の3つに分解できます。

セット価格を見たら、マウスピース代が含まれるか、ジェルが何本入っているか、上下両方か片顎かの3点を確認してください。この3つが揃って初めて比較ができます。

そして総額を決めるのはジェルの本数です。「1本で何回分か」を聞き、「目標到達までの日数」で割れば、必要な本数が出ます。 1本6回分で60日なら10本、という計算です。セットに含まれる本数を引けば、追加購入分が見えます。

続ける間には、ジェルの追加購入に加えて、マウスピースの作り直しという想定外の出費もあり得ます。変形や紛失、歯型の変化で必要になるものです。

払い方には一括型と月額型があります。月額型は総額が「何ヶ月続けるか」で決まるため、いつまで続けるかを先に決めておいてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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