差し歯にホワイトニングは効かない?マニキュアの使い方を中立解説

前歯の差し歯だけ、周りと色が合っていない。ホワイトニングで白くしようとしたが、差し歯には効かないと言われた。あるいは、周りの歯を白くしたら差し歯が浮いて見えるようになった。

こうした状況で出てくるのが、歯のマニキュアという選択肢です。歯の表面に塗料を塗って、一時的に色を変える方法です。

ここではマニキュアがどういうものかを整理したうえで、持続・費用・元に戻せるかという3つの軸で、他の選択肢と並べて比べます。 用途が限られる方法なので、どんな場面に向くのかをはっきりさせるのが目的です。

目次
Oh my teeth
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差し歯はホワイトニングで白くならない

まず前提を確認します。

人工物には作用しない

ホワイトニングの薬剤は、歯の内部に蓄積した有機の色素を分解することで色を薄くします。分解する対象があって成立する仕組みです。

差し歯の被せ物は、セラミックやレジンといった人工の材料でできています。分解する対象がないため、薬剤を作用させても色は変わりません。 仕組みはホワイトニングの仕組みで整理しています。

だから別の方法が要る

天然歯であれば薬剤で明るくできますが、差し歯はできません。したがって、色を合わせたいなら別の手段を考えることになります。

その手段のひとつが、これから説明するマニキュアです。

歯のマニキュアとは

表面に塗料を塗る方法

歯のマニキュアは、歯の表面に白い塗料を塗って色を変えるものです。爪に塗るマニキュアと同じ発想で、歯そのものの色を変えているわけではありません。

歯科医院で行うものと、市販されているものがあります。

削らない・即日・一時的

特徴は3つです。

  • 削らない:歯を削る処置ではありません
  • 即日:塗ればその場で色が変わります
  • 一時的:持続は1日から数日程度です

ホワイトニングが数週間から数ヶ月かけて進める処置であるのに対し、こちらは即効性がある代わりに長続きしません。

差し歯にも使える製品がある

そして、このKWにとって重要な点です。製品によっては、差し歯や被せ物にも使えると表示されているものがあります。

ホワイトニングでは変えられない人工物の色を、一時的にでも変えられる。ここがマニキュアの独自の位置づけです。

ただし、材質によって塗料の乗り方が変わります。 セラミックのように表面が滑らかなものは乗りにくいことがあります。使用する前に、製品の表示で対象を確認してください。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。差し歯の作り直しにかかる費用は、材質によって保険と自費が分かれます。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方には個人差があります。

差し歯の色をどう扱うのがよいかは、状態を見てもらうと決められます。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

マニキュアの限界

便利な反面、制約もあります。

項目内容
持続1日〜数日程度
落ちる要因飲食、ブラッシング
見え方塗料の厚みが出る。質感が均一になる
落ち方部分的に剥がれることがある

持続は1日〜数日

飲食やブラッシングで落ちていきます。1回塗れば当分もつ、という性質のものではありません。

日常的に色を揃えておきたい場合、毎日塗り直すことになります。これを続けられるかどうかが、実用性の分かれ目です。

厚みと質感

塗料である以上、わずかに厚みが出ます。

また、天然歯は透明感があり光を通しますが、塗料は均一な不透明の膜になります。周囲の歯と光の反射が変わるため、条件によっては塗った部分だけ質感が違って見えることがあります。

落ち方が均一とは限らない

時間が経つと落ちていきますが、全体が同じように薄くなるとは限りません。

部分的に剥がれると、かえって目立つことがあります。長時間にわたる場面では、この点を見込んでおいてください。

3つの選択肢を並べて比べる

差し歯の色が合わないという問題に対して、選択肢は3つあります。持続・費用・元に戻せるかで並べると、判断できます。

方法持続費用感元に戻せるか向く場面
マニキュア1日〜数日低い戻せる写真撮影、式、面接など短期
作り直し恒久的高い元の被せ物には戻せない日常的に気になる場合
ホワイトニングの目標を差し歯に合わせる追加なし戻せる差し歯を替えたくない場合

短期の場面ならマニキュア

結婚式、写真撮影、面接、久しぶりの再会。特定の日だけ色を揃えたいという用途であれば、マニキュアが合理的です。

費用が低く、その日限りで済み、元に戻せます。持続の短さは、この用途では欠点になりません。

日常的に気になるなら作り直し

毎日気になっているなら、毎日塗り直すことになります。それは現実的ではありません。

この場合は、周りの歯を目標の明るさにしてから、その色に合わせて作り直すという順番になります。費用と時間はかかりますが、恒久的に解決します。

差し歯を替えたくないなら目標を合わせる

3つ目は、発想を逆にする方法です。

天然歯の目標を、差し歯の色に近いところで止めるという設計です。もともとの歯の色より明るくはなるが、差し歯より明るくはしない。この範囲で止めれば、差は目立ちません。

追加の費用はかかりません。到達できる白さは制限されますが、口の中で色が揃うことを優先するなら合理的です。同じ考え方はホワイトニングと詰め物でも扱っています。目標の設定方法はホワイトニングのレベルにまとめました。

市販品と歯科医院の違い

マニキュアを使う場合、どちらで行うかという選択もあります。

塗る対象の確認

歯科医院で行う場合、口の中の状態を確認したうえで施術されます。虫歯があれば先に治療が必要ですし、差し歯の材質も把握されています。

市販品を自分で使う場合、この確認がありません。差し歯の材質に合うかどうかは、自分で表示を見て判断することになります。

仕上がり

歯科医院では、周囲の歯の色を見ながら調整します。自分で塗る場合は、鏡を見ながらの作業になるため、色ムラや塗り残しが出やすくなります。

前歯の目立つ位置であれば、この差は結果に出ます。

落とし方

市販品はブラッシングで落ちるものが多く、専用のリムーバーが用意されている製品もあります。

落とし方も含めて確認してから使ってください。 落ちにくいものを強くこすって落とそうとすると、歯や差し歯の表面を傷めます。

自分の差し歯にどの方法が向くかは、見てもらうと判断できます。

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よくある質問

差し歯の色だけ後から変えられませんか

塗料を使えば一時的に変えられますが、恒久的に変えるには作り直しになります。被せ物の色は、作る段階で決まっているためです。作り直せるかどうかは、現在の状態や固定の方式によって変わるので、診察で確認してください。

マニキュアは歯に悪くないですか

表面に塗るもので、歯を削るものではありません。ただし、落とすときに強くこすると表面を傷めます。また、塗った状態が長く続くと、その下の状態が見えにくくなります。使用方法と使用時間は、製品の指示に従ってください。

何日前に塗ればいいですか

持続が1日から数日程度なので、当日または前日が現実的です。式や撮影であれば、当日の朝に塗るという使い方になります。事前に一度試して、仕上がりと落ち方を確認しておくと安心です。

差し歯が変色してきた気がします

差し歯の材質によっては、時間の経過とともに変色したり、表面に着色が付いたりします。表面の着色であれば、歯科医院で研磨して改善することがあります。材料自体の変色であれば作り直しになります。どちらなのかは診察で判断されます。詳しくはホワイトニングと詰め物で整理しています。

まとめ

差し歯はホワイトニングでは白くなりません。人工の材料には、薬剤が分解する対象がないためです。

歯のマニキュアは、表面に塗料を塗って一時的に色を変える方法です。削らず、即日で、元に戻せるという利点があり、製品によっては差し歯にも使えると表示されているものがあります。ただし材質によって乗り方が変わるため、表示の確認が必要です。

限界もはっきりしています。持続は1日から数日程度で、飲食やブラッシングで落ちます。塗料の厚みと均一な質感によって、条件次第では周囲と違って見えることもあります。

選択肢は3つ。短期の場面ならマニキュア、日常的に気になるなら作り直し、差し歯を替えたくないならホワイトニングの目標を差し歯の色に合わせる。 持続・費用・元に戻せるかの3軸で並べると、自分に合うものが決まります。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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