ホワイトニングのレベルとは?シェードの見方と変化の目安を中立解説

「いま何レベルですか」「何レベルまで上がりますか」。歯の白さを段階で表す話は、カウンセリングでもよく出てきます。

この段階のことを、歯科ではシェードと呼びます。シェードガイドという色見本を使って、記号と数字で表します。

ここでは、その体系の読み方と、実際に何段階変わるのかを整理します。そのうえで、「何段階上がるか」より「どこから始まるか」のほうが結果を決めるという点まで説明します。

目次
Oh my teeth
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歯の色は記号と数字で表す

まず、表し方から。

シェードガイドという色見本

歯の色を客観的に記録するために、色見本を歯に当てて判定します。これがシェードガイドです。

複数の体系があり、どれを使うかは歯科医院によって異なります。ここでは、広く使われているものを例に説明します。

A・B・C・D は色みの系統

記号と数字の組み合わせで表されますが、この記号は明るさではなく色みの系統を指しています。

記号色みの傾向
A赤褐色の系統
B赤黄色の系統
Cグレーの系統
D赤灰色の系統

数字は、同じ系統のなかでの濃さを表します。A1、A2、A3、A3.5、A4 と進むにつれて濃くなります。

記号の並びは明るさ順ではない

ここが誤解されやすい部分です。A → B → C → D は、明るさの順序ではありません。

色みの系統が違うため、たとえばB1はA1より明るく、C1はA2より暗いといったことが起こります。明るさで並べ替えると、記号の順序とは別の並びになります。

一般的な体系では、もっとも明るいのがB1、もっとも暗いのがC4とされています。したがって「A1が一番白い」というのは正確ではありません。

平均はどのあたりか、目標をどこに置くか

自分の位置と目標の設定について。

日本人の平均はA3前後

個人差はありますが、日本人の歯の色はおおむねA3前後とされています。

つまり、A3であれば「濃い」わけではなく平均的だということです。写真で黄色く見えて気になっていても、標準的な範囲であることは珍しくありません。

現実的なゴール

平均的なA3から始めた場合、A1やB1あたりを目標に置くのが現実的な設定になります。

ただし、これは目安です。どこまで届くかは歯の側の条件によって変わります。 この点は後の章で詳しく扱います。

ブリーチシェードという領域

通常のシェードガイドより明るい範囲を表すために、BL1からBL4といった段階を持つガイドもあります。BL1がもっとも明るい設定です。

「芸能人のような白さ」と言われるのは、この領域を指すことが多くなります。ただし、ここに届くかどうかは条件次第です。誰でも到達できるものではありません。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や到達できる段階には個人差があります。

いまのシェードと、目指せる段階は、見てもらうとその場で分かります。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

何段階変わるのか

次に、変化の目安です。

オフィスは1回2〜3段階

オフィスホワイトニングでは、1回の施術で2〜3段階の変化が目安とされます。目標に届くまでは3〜5回が一般的です。

ホームは緩やかに進む

ホームホワイトニングは低濃度の薬剤をゆっくり作用させるため、1回ごとの変化は小さくなります。変化を感じ始めるのが2週間前後、目標到達までが1〜3ヶ月という進み方です。

段階としての最終的な到達点は、方法によって大きく変わるものではありません。変わるのは到達までの速さです。

上がり方は一定ではない

ここが見落とされやすい点です。1回あたりの変化は、進むにつれて小さくなっていきます。

暗い段階から始めた場合、最初の数段階は比較的動きやすくなります。分解できる色素が多く残っているためです。

一方、明るい領域に近づくほど、1段階の変化に時間がかかります。分解する対象が減っていくからです。

したがって「1回で2〜3段階」という目安は、主に序盤の話になります。後半になっても同じペースで進むと考えていると、期待とずれます。 仕組みの詳細はホワイトニングの仕組みで整理しています。

「何段階上がるか」より「どこから始まるか」

ここが本題です。

同じ3段階でも意味が違う

「3段階明るくなりました」という結果は、出発点によってまったく違うものになります。

A4から3段階と、A2から3段階では、到達している場所が違います。前者は平均に近づいたところで、後者は平均より明るい領域に入っています。

段階の数だけを見ても、仕上がりは分かりません。 見るべきなのは、どこから始まってどこに着いたかです。

到達点は歯の側で決まっている

そして、どこまで届くかは施術の質だけで決まるものではありません。

もともとの歯質、エナメル質の厚み、変色の原因。これらによって到達できる範囲が決まっています。薬の影響による変色であれば、改善の程度に限りがあります。人工物は色が変わりません。

「誰でもBL1になる」ものではないという前提を持っておくと、期待とのずれが起きにくくなります。この点はホワイトニングで後悔する?でも整理しています。

だから開始前の記録が要る

出発点が分からなければ、変化も測れません。

始める前に、シェードガイドで現在の段階を記録しておいてください。この一手間があるだけで、途中で「変わっていない気がする」と不安になったときに確認できます。

記録がないまま進めると、判断の基準がなくなります。この点はホームホワイトニングで白くならないでも触れています。

段階の差はどう見えるか

数字と実際の見え方の対応も押さえておきます。

1段階は自分では気づきにくい

シェードで1段階の差は、鏡を見て分かるほどの違いではありません。とくに毎日見ている本人には気づきにくくなります。

「変わっていない」と感じても、記録上は動いていることがあります。

他人が気づくのは2〜3段階

周囲の人から「白くなった」と言われるようになるのは、2〜3段階以上の変化が出てからというのが実感に近いところです。

つまり、1回の施術では自分でも他人でも分かりにくく、2〜3回重ねたあたりで印象が変わってきます。

写真で比べるときの条件

写真で確認する場合、条件を揃えないと比べられません。

同じ照明、同じ角度、同じ時間帯。この3つを固定してください。窓際の自然光か洗面所の照明のどちらかに決めて、毎回そこで撮ります。

照明が違うだけで色の見え方は大きく変わるため、条件がばらばらだと変化を判定できません。

自分のシェードと現実的な目標は、相談すると具体的に決められます。

オフィスホワイトニングの詳細はこちら

よくある質問

自分のシェードは自分で調べられますか

正確な判定は難しくなります。照明の色、周囲の色、歯の乾き具合によって見え方が変わるためです。歯科医院では条件を整えたうえで判定します。目安を知りたい場合でも、記録として使うなら診察時に測ってもらうほうが確実です。

何段階まで上げられますか

歯の状態によって変わります。もともとの色、エナメル質の厚み、変色の原因によって到達できる範囲が決まっています。診察を受ければ、自分の場合の見込みを教えてもらえます。

詰め物の色もシェードで表しますか

同じ体系で表します。詰め物や被せ物を作る際に、周囲の歯の色に合わせるためです。ただし人工物の色はホワイトニングでは変わらないため、周りを明るくしたあとに色を決める順番になります。

施術直後のシェードは信用できますか

施術直後は一時的に実際より明るく見えることがあります。薬剤の作用でエナメル質の表面の状態が変化し、光が乱反射するためです。数日たって落ち着いた状態が、その回で得られた色です。この現象はホワイトニングの失敗でも整理しています。

まとめ

歯の白さの段階は、歯科ではシェードと呼び、シェードガイドという色見本で判定します。

記号のA・B・C・Dは色みの系統を表すもので、明るさの順序ではありません。 一般的な体系では、もっとも明るいのがB1、もっとも暗いのがC4です。日本人の平均はA3前後とされています。

変化の目安は、オフィスホワイトニングで1回2〜3段階です。ただし上がり方は一定ではなく、明るい領域に近づくほど1段階の変化に時間がかかります。 序盤のペースが続くと考えていると、期待とずれます。

そして、もっとも大事な点。「何段階上がるか」より「どこから始まるか」が結果を決めます。 A4からの3段階とA2からの3段階では、到達点がまったく違います。到達できる範囲は歯の側の条件で決まっているため、開始前に自分のシェードを記録しておいてください。

見え方については、1段階は自分でも気づきにくく、周囲が気づくのは2〜3段階以上からというのが実感に近いところです。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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