ホワイトニングで後悔する?6つの後悔と戻せる範囲を中立解説

「やらなければよかった」という声を見かけると、手が止まります。ただ、後悔と一口に言っても中身はばらばらです。思ったほど白くならなかった人と、白くしすぎたと感じている人と、費用がかさんだ人では、まったく別の話をしています。

先に結論を書きます。ホワイトニングの後悔の大半は、元に戻せます。 色は戻せますし、症状は治まります。取り返しがつきにくいのは2つだけで、どちらも順番の問題です。

ここでは後悔を6つに分類し、戻せるものと戻しにくいものに仕分けます。すでに受けて後悔している方に向けた立て直し方も、あとの章にまとめました。

目次
Oh my teeth
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後悔は6つに分けられる

まず全体を並べます。自分がどれに当たるかを確認してください。

後悔の内容いつ気づくか取り返し
色が戻ってしまった3〜6ヶ月後つく
白くしすぎて不自然に見える施術直後つく
しみて続けられなかった施術中〜直後つく
思ったほど白くならなかった数回受けたあとつく
詰め物・被せ物の色が浮いた白くなったあとつきにくい
虫歯を放置したまま進めて中断した施術中つきにくい

上の4つと下の2つでは、性質がまったく違います。順に見ていきます。

取り返しがつく4つ

こちらは、時間か条件の調整で対応できるものです。

色が戻ってしまった

もっとも多い後悔がこれです。数万円をかけて白くしたのに、半年ほどで元に近づいてきた。損をした気持ちになるのは自然なことです。

ただ、これは仕様に沿った経過です。ホワイトニングの白さは永久のものではなく、一般に3〜6ヶ月ほどで色戻りが始まります。効果が失われたのではなく、そういう性質のものです。

対処としては、周期的に受け直すか、日々のケアで戻りを遅らせるかになります。色の濃い飲食のあとに口をゆすぐ、ストローを使うといった習慣で、次までの間隔は変わります。維持の考え方はホワイトニングの頻度で整理しています。

この後悔の本質は、色が戻ったことではなく、続く費用を聞いていなかったことです。 始める前に維持のコストまで確認しておけば、想定内の出来事になります。

白くしすぎて不自然に見える

施術直後に鏡を見て、白すぎると感じることがあります。人工的に見える、浮いて見える。これも後悔として語られます。

ここで知っておきたいのは、施術直後の白さの一部は一時的なものだという点です。薬剤の作用でエナメル質の表面の状態が一時的に変化し、光が乱反射することで実際以上に白く見えます。これは数日のうちに落ち着きます。

つまり、直後の印象で判断する必要はありません。数日待った状態が、その回で本当に得られた色です。仕組みはホワイトニングの仕組みで詳しく整理しています。

そのうえでまだ白すぎると感じるなら、それ以上進めなければ、時間とともに落ち着いていきます。白さを削る処置は必要ありません。

しみて続けられなかった

冷たいものが響くようになって、途中でやめた。この経験から「受けなければよかった」と感じる方もいます。

しみる症状は、装着や施術をやめてから数時間から2日程度で落ち着くのが一般的です。歯が損なわれたわけではなく、刺激が伝わりやすい状態が一時的に生じているためです。

続けたい場合は、薬剤の濃度を下げる、装着時間を短くする、頻度を落とすといった調整で再開できることがあります。同じ条件で再開すれば同じことが起こるので、条件を変えるのが前提です。詳しくはホワイトニングの知覚過敏にまとめています。

思ったほど白くならなかった

期待していた白さに届かなかった、という後悔です。

原因は複数あります。回数が足りていない、方法が目的に合っていない、あるいはそもそも到達できる白さの上限が歯の側で決まっている場合です。

回数や方法の問題であれば、続けることや切り替えることで変わります。上限の問題であれば、残念ながら続けても届きません。ただし、どちらなのかは自己判断できません。数回受けた時点で担当の歯科医師に確認すれば、続ける意味があるかどうかを判断してもらえます。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

自分の場合にどこまで白くできるのかは、始める前に見てもらうと見当がつきます。

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取り返しがつきにくい2つ

ここからが本題です。どちらも順番を間違えたことによって起こります。

詰め物・被せ物を先に入れてしまった

前歯に詰め物や被せ物がある状態でホワイトニングを受けると、周りの歯だけが明るくなります。人工物の色は薬剤で変わらないためです。

結果として、詰め物の部分だけが暗く沈んで見えるようになります。以前は目立たなかったものが、白くなったことで浮いて見える。これは実際に起こります。

対処は、詰め物を作り直して色を合わせることです。ただし、これには費用と時間がかかります。先に白くしてから色を合わせていれば、この出費は発生しませんでした。 ここが取り返しのつきにくさです。

正しい順番は、治療 → ホワイトニング → 色合わせ、です。目立つ位置に治療が必要な場合は、最終的な詰め物を入れる前にホワイトニングを済ませます。詳しくはホワイトニングと虫歯にまとめています。

虫歯を放置したまま進めた

治療を後回しにしてホワイトニングを先に受けた場合、穴のあいた歯に薬剤が直接届いて強い痛みが出ることがあります。

途中で中断すれば、そこまでの費用は目標に届かないまま残ります。さらに、その間に虫歯自体が進行するため、治療の範囲が広がって治療費も増えます。

このケースの厄介なところは、損失が二重になる点です。ホワイトニングの費用も、虫歯の治療費も、どちらも増えます。

そして、使った時間と費用は戻らない

上の2つに共通するのは、支払った費用が結果に結びつかないことです。ホワイトニング自体は繰り返し受けられますが、一度使った時間とお金は戻りません。

逆に言えば、取り返しがつかないのはここだけです。歯そのものが損なわれるわけではありません。この点を押さえておくと、必要以上に怖がらずに判断できます。

後悔の正体は「聞いていなかったこと」

ここまで並べると、後悔の共通点が見えてきます。

始める前に確認しておく5項目

6つの後悔のうち、5つは事前の確認で防げるか、想定内にできます。確認する項目は次の5つです。

  • 自分の変色の原因は何か(表面の着色か、歯そのものの色みか)
  • 目立つ位置に詰め物・被せ物があるか
  • 目標の白さに届くまで、何回くらい必要か
  • その後、維持するのに何がどれくらいかかるか
  • しみやすい自覚がある場合、どう調整できるか

どれも初回のカウンセリングで聞ける内容です。聞かずに始めると、後から「そんな話は聞いていなかった」という形で後悔が生まれます。

到達点は歯の側で決まっている

見落とされやすいのがこれです。どこまで白くできるかは、施術の質だけで決まるものではありません。

もともとの歯質、エナメル質の厚み、変色の原因。これらによって到達できる範囲は変わります。薬の影響による変色の場合、通常の方法では改善に限りがあります。

「誰でも同じ白さになる」ものではないという前提を持っておくと、期待とのずれが起きにくくなります。

目標の色は言葉ではなく見本で決める

「自然な白さで」「芸能人みたいに」といった言葉は、人によって指す色が違います。ここがずれると、施術者は目標どおりに進めたつもりでも、受けた側は違うと感じます。

防ぐ方法は単純です。シェードガイドという色見本を使って、目標の段階を数字で決めておくことです。開始前と終了後を同じ見本で比べれば、変化も客観的に確認できます。

それでも後悔したときの立て直し方

すでに受けて後悔している場合の話をします。

原因を切り分ける

まず、6つのどれに当たるかを特定してください。対処がまったく変わります。

色が戻ったのか、期待と違ったのか、症状が出たのか、詰め物が浮いたのか。ここを曖昧にしたまま「失敗した」とまとめてしまうと、次の手が決まりません。

やめるという選択もある

途中でやめても構いません。契約や回数券がある場合は条件を確認する必要がありますが、施術そのものは中断できます。

やめたからといって、歯が元より悪くなるわけではありません。色は徐々に元の状態に近づいていきますが、それだけです。

中断しても元より悪くはならない

「一度始めたらやめられない」という言い方を目にすることがありますが、正確ではありません。

やめれば色は戻ります。元より黄ばむわけではなく、施術前の状態に近づくだけです。この点が分かっていれば、続けるかやめるかを落ち着いて判断できます。判断の材料はホワイトニングはしない方がいい?にも整理しています。

いま感じている後悔がどの種類なのかは、状態を見てもらうと切り分けられます。

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よくある質問

白くしすぎた場合、元に戻せますか

それ以上進めなければ、時間とともに落ち着いていきます。色を意図的に暗くする処置は通常行いません。なお、施術直後の白さの一部は一時的なものなので、数日待ってから判断することをおすすめします。

1回受けて後悔しました。続けるべきですか

何に対する後悔かによります。しみたのであれば、条件を調整して再開できる可能性があります。変化が小さくて落胆したのであれば、そもそも1回での変化は限定的なので、回数の見込みを確認したうえで判断してください。到達点の問題であれば、続けても届きません。担当の歯科医師に率直に伝えるのが早道です。

詰め物の色が浮いてしまいました

詰め物を作り直して色を合わせる方法があります。費用はかかりますが、対処は可能です。今後同じ治療が必要になった場合は、最終的な詰め物を入れる前にホワイトニングを済ませる順番を相談してください。

後悔している人が多いということは、やめたほうがいいですか

後悔の内容を見ると、その多くは事前の確認で想定内にできるものです。また、大半は元に戻せます。「後悔した人がいる」という事実だけで判断するより、自分がどの後悔に当たりそうかを事前に確かめるほうが、判断としては確実です。

まとめ

ホワイトニングの後悔は6つに分けられます。色が戻った、白くしすぎた、しみて続けられなかった、思ったほど白くならなかった。この4つは、時間か条件の調整で対応できます。

一方、詰め物を先に入れてしまった場合と、虫歯を放置したまま進めた場合は、やり直しの費用や治療範囲の拡大という形で負担が残ります。どちらも順番を間違えたことによるもので、治療 → ホワイトニング → 色合わせ、という順番を守れば発生しません。

そして、取り返しがつかないのは使った時間と費用だけです。歯そのものが損なわれるわけではありません。

後悔の多くは「聞いていなかったこと」から生まれます。変色の原因、詰め物の位置、必要な回数、維持の費用、しみやすさへの対応。この5つを始める前に確認しておけば、想定外は大きく減ります。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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