オフィスホワイトニングの費用はいくら?価格差の理由と総額の見方を中立解説

近隣の歯科医院の料金を調べると、1回12,000円のところもあれば55,000円のところもある。同じ「オフィスホワイトニング」という名前なのに、なぜこれほど差があるのか。金額を並べただけでは判断がつきません。

価格差には理由が存在し、その内訳がわかると提示された見積もりを読めるようになります。ここでは相場と総額の関係を押さえたうえで、価格差を生む4つの要因、安い料金設定の読み解き方、そして維持費まで含めた年間コストの見方までを整理します。

目次
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1回あたりの相場と、実際にかかる総額

まず金額の全体像です。単価と総額は別物として捉える必要があります。

1回の相場は10,000〜70,000円

オフィスホワイトニングの費用は、1回あたりおよそ10,000円から70,000円とされています。中心的な価格帯は15,000〜30,000円で、60分の施術ではこのあたりに収まります。

高出力の機器と専用の薬剤を使う方式では60,000円を超えることもあり、簡易的な方式では10,000円台に収まることもあります。

目標到達までは3〜5回

ここが単価だけで判断できない理由です。オフィスホワイトニングは1回で2〜3段階明るくなるのが目安ですが、目標の白さに届くまでには3〜5回程度必要になることが多くなっています。

施術と施術の間は1〜2週間空けるため、期間としても1〜2ヶ月かかります。詳しい流れはオフィスホワイトニングの解説にまとめています。

単価×回数の総額を出してみる

単価と回数を掛け合わせると、印象が変わります。

1回の単価3回の総額4回の総額5回の総額
12,000円36,000円48,000円60,000円
20,000円60,000円80,000円100,000円
30,000円90,000円120,000円150,000円
55,000円165,000円220,000円275,000円

※上記は一般的な相場をもとにした計算例であり、特定の医院の料金ではありません

同じ「3回」でも、単価が違えば総額は5倍近く開きます。一方で、1回の変化量が大きい方式なら必要な回数が減るため、単価が高くても総額では逆転することもあります。単価と回数はセットで確認する必要があります。

価格差が生まれる4つの要因

では、何がこの差を作っているのか。主な要因は4つです。

使用するシステムの方式

歯科医院で使われる薬剤と光照射機器の組み合わせを「システム」と呼びます。この方式によって1回あたりの単価が変わります。

高出力の光を使い、専用の薬剤と組み合わせる方式は、1回の変化量が大きい代わりに単価が上がります。一方、光の出力を抑えた方式や、薬剤の性質上ゆるやかに作用する方式は単価が下がり、そのぶん必要な回数が増える傾向があります。

つまり方式の違いは「1回あたりいくらか」だけでなく「何回必要か」にも効いてきます。

白くする歯の本数

見落とされやすいのがこれです。料金は施術する歯の本数によって変わります。

上下の前歯だけを対象とするのか、笑ったときに見える範囲まで含めるのかで、対象本数が変わります。「1回◯円」と表示されていても、それが何本分なのかは医院によって異なります。

自分がどこまで白くしたいのかを決めておくと、この部分の見積もりがぶれません。

1回あたりの照射回数

1回の施術のなかで、薬剤の塗布と光の照射を何セット繰り返すかも料金に反映されます。

同じ「1回」でも、2セットのところと3セットのところでは効果も金額も変わります。料金表に照射回数が書かれていない場合は、確認しておく価値は大きいところです。

表示価格に含まれるもの

初回のカウンセリング料、施術前のクリーニング代がそれぞれ別料金になっているケースも見られます。

クリーニングは薬剤を均一に作用させるために行うもので、多くの場合は施術前に必要になります。これが別料金だと、表示価格に数千円から1万円程度が上乗せされます。

安い料金設定をどう読むか

金額が低い設定には、それぞれ理由が存在します。その理由が自分にとって問題かどうかで判断します。

1回の変化が控えめなタイプ

単価が低い方式は、1回あたりの変化量も控えめなことがあります。その場合、目標に届くまでの回数が増えます。

回数が増えれば通院の負担も増え、総額でも高い方式と変わらなくなることがあります。単価が低いこと自体は問題ではありませんが、必要な回数とセットで確認する必要があります。

初回限定の価格設定

初回のみ低い金額を設定している医院も見られます。2回目以降は通常料金になるため、3〜5回受ける前提だと総額の印象は変わります。

初回価格を見たときは、2回目以降がいくらかを確認してください。

追加費用の有無

カウンセリング料、クリーニング代、知覚過敏が出た場合の処置代などが別途かかる設定も見られます。

これらは「隠れている」わけではなく、料金表の別の欄に記載されていることがほとんどです。総額を出すときは、施術費以外の項目もあわせて確認します。

費用に関する注記(自由診療について)

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や使用するシステムによって異なります。本記事の金額はすべて一般的な相場であり、特定の医院の料金ではありません。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な回数には個人差があります。

自分の歯の色から必要な回数を見積もれば、総額の見通しが立てられます。

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維持費まで含めた年間コスト

到達したあとの費用も、判断材料に入れておきましょう。

色戻りの周期

オフィスホワイトニングで得た白さは、3ヶ月から1年程度で徐々に戻ります。短時間で強く作用させる方式は、内部への定着という点で緩やかな方法に及ばないためです。

白さを保ちたい場合は、2〜3ヶ月に1回程度のペースで受け直すことになります。

年間で見積もる

仮に1回20,000円で、3ヶ月に1回のペースで維持するとします。年4回で80,000円です。初年度は目標到達までの回数が加わるため、さらに上乗せされます。

初期費用だけを見て判断すると、この維持費が見えません。年単位で計算しておくと、続けられるかどうかを現実的に判断できます。

ホームと組み合わせた場合

維持の負担を下げたい場合は、ホームホワイトニングを組み合わせるという手もあります。オフィスで到達したあと、自宅での薬剤の追加で維持していく形です。

初期にマウスピースを作る費用はかかりますが、維持段階のコストは抑えやすくなります。種類ごとの費用はホワイトニングの値段で整理しています。

見積もりで確認する5項目

料金を問い合わせるときは、次の5つをセットで聞くと横並びで比較できます。

  1. 目標の白さまでに必要な回数の目安
  2. 対象となる歯の本数(前歯のみか、見える範囲か)
  3. 1回あたりの照射回数
  4. カウンセリング料・クリーニング代が含まれるか
  5. 維持する場合の頻度と1回あたりの費用

この5つが揃うと、表示価格ではなく実際に支払う総額で比べられます。逆に、この情報が出てこない場合は、判断に必要な材料が不足していると考えてよいところです。

自分の場合に必要な回数と総額は、歯の状態を見てもらうと具体的になります。

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よくある質問

料金が安い医院は効果が低いのですか

単価の低い方式は1回あたりの変化量が控えめな場合があり、その分だけ回数が必要になることがあります。ただし価格の低さが即座に効果の低さを意味するわけではなく、含まれるものや対象本数の違いによる場合もあります。必要な回数を確認すれば、実質的な比較ができます。

回数券やコース料金は得ですか

3〜5回受ける前提であれば、1回ごとに支払うより総額が抑えられる設定になっていることが多くなっています。ただし、途中で中断した場合の扱いは医院によって異なります。契約前に、残回数の払い戻しや有効期限を確認しておきましょう。

前歯だけでもできますか

できます。対象を絞れば費用も抑えられます。ただし、笑ったときに見える範囲と前歯だけの範囲がずれていると、白くした歯とそうでない歯の境目が目立つ場合もあります。どこまでが自分の「見える範囲」かを、鏡で確認してから決めるとよいでしょう。

保険は使えますか

使えません。ホワイトニングは病気の治療ではなく審美を目的とした施術と位置づけられており、自由診療にあたります。表示されている金額がそのまま自己負担額です。

まとめ

オフィスホワイトニングの費用は1回10,000〜70,000円と幅がありますが、判断するときは単価ではなく、必要な回数を掛けた総額で見てください。単価が低くても回数が必要なら総額は伸び、単価が高くても回数が少なければ収まることがあります。

価格差を生むのは、使用するシステムの方式、白くする歯の本数、1回あたりの照射回数、そして表示価格に含まれるものの4点です。この4つを確認すれば、提示された金額の根拠が読めるようになります。

そして維持費まで含めた年間コストで考えることが大切です。3ヶ月に1回のペースで維持するなら、年間の負担は初回の総額とは別に発生します。ホームホワイトニングと組み合わせて維持段階の負担を下げるという選択肢もあります。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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