歯を白くしたいと思ったとき、最初に知りたいのは値段です。ところが調べてみると数千円から8万円まで幅があり、どれを基準にすればいいのかがつかめません。
金額に差が出るのは、方法が複数あり、さらに同じ方法でも含まれるものが違うからです。ここでは種類ごとの相場を整理したうえで、幅が生まれる理由、そして1回の金額ではなく総額で見る考え方までをまとめます。年間でどのくらいかかるかまで見通せる状態を目指します。
種類別の値段の目安
ホワイトニングは大きく4つに分かれます。まず全体像を押さえましょう。
| 種類 | 費用の目安 | 変化を感じるまで | 白さの持続 |
|---|---|---|---|
| オフィスホワイトニング | 1回10,000〜70,000円(中心は15,000〜30,000円) | 1回目から | 3ヶ月〜1年 |
| ホームホワイトニング | 8,000〜40,000円 | 2週間前後 | 6ヶ月〜1年 |
| デュアルホワイトニング | 50,000〜80,000円 | 1回目から | 1年前後 |
| セルフホワイトニング | 1回2,000〜5,000円 | 表面の着色のみ | 着色の再付着による |
オフィスホワイトニング
歯科医院で高濃度の薬剤を使い、光を当てて短時間で作用させる方法です。1回あたり15,000〜30,000円が中心的な価格帯で、高出力の機器を使う方式では1回50,000円を超えることもあります。
注意したいのは、目標の白さに到達するまで3〜5回程度必要になる点です。1回の金額だけで判断すると総額を見誤ります。
ホームホワイトニング
歯科医院で作ったマウスピースと処方された薬剤を使い、自宅で進める方法です。マウスピース作成を含めて8,000〜40,000円が目安になります。
初回にマウスピースを作れば、以降は薬剤を追加するだけで続けられます。そのため、長く続けるほど1回あたりのコストは下がっていきます。
料金の形は歯科医院によって異なり、必要なぶんを都度購入する形もあれば、月額でまとめて提供される形もあります。東京銀座有楽町矯正歯科のホームホワイトニングは月額制で、マウスピースをお持ちでない方は初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降は11,000円/月(税込)です。すでにマウスピースをお持ちの方は初月から11,000円(税込)で、ジェル4本と知覚過敏抑制剤が毎月届きます。
費用に関する注記(自由診療について)
ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容はマウスピースを用いたホームホワイトニングで、標準的な費用は初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)です。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。なお表内および本文中のその他の金額は一般的な相場であり、特定の医院の料金ではありません。
デュアルホワイトニング
オフィスで先に変化をつくり、その後ホームで維持していく組み合わせです。両方の費用がかかるため50,000〜80,000円が目安になり、単独で行うより高くなります。
そのぶん、早さと持続の両方を狙える点が特徴です。期日が決まっていて、なおかつその後も保ちたい場合に選ばれます。
セルフホワイトニングは医療行為ではない
店舗で自分で機器を操作するセルフホワイトニングは、1回2,000〜5,000円と価格が大きく下がります。ただし、これは値引きではなく内容が違うためです。
歯科医師の管理下でしか扱えない薬剤は使用できないため、歯の内部の色素を分解することはできません。表面に付いた着色を落とす方向のケアになります。歯そのものの色を変えたい場合は、そもそも目的に合っていません。安さで比較する前に、何をするものなのかを確認しておく必要があります。
同じ種類でも値段に幅が出る3つの理由
相場に幅があるのは、次の3つが医院ごとに違うためです。ここを分解できると、提示された金額の妥当性を判断できます。
使う薬剤と機器のシステム
オフィスホワイトニングでは、薬剤と光照射機器の組み合わせを「システム」と呼びます。高出力の機器と専用薬剤を使う方式は1回あたりの金額が上がり、簡易的な方式では抑えられます。
一度の変化量が大きいシステムは単価が高い代わりに、必要な回数が減ることもあります。単価と回数はセットで見る必要があります。
表示価格に含まれるものの差
同じ「1回20,000円」でも、含まれるものが違えば実際の支払額は変わります。よく差が出るのは、初回のカウンセリング料、施術前のクリーニング代、そしてホームの場合はマウスピース作成費です。
これらが別料金になっていると、表示価格に1万円前後が上乗せされることもあります。
回数・本数の設定の差
ホームホワイトニングでは、提供されるジェルの本数が医院によって違います。同じ金額でも2本と4本では、続けられる期間が倍変わります。
オフィスでも、1回ごとの料金設定とコース料金では総額が変わります。回数券の形をとる医院もあります。
「1回いくら」ではなく総額で考える
値段を比べるときは、単価ではなく総額に換算します。ここが費用判断のもっとも実用的な部分です。
目標の白さまでに必要な回数を掛ける
オフィスホワイトニングなら、目標到達までの回数は3〜5回が目安です。1回20,000円のところで4回受ければ80,000円、1回50,000円のところで3回なら150,000円になります。
単価が安くても回数が必要なら総額は伸びます。逆に単価が高くても回数が少なければ収まることもあります。問い合わせるときは「目標の白さまでに何回程度必要か」を忘れずに聞いておきましょう。
維持費を含めて年間で見る
ホワイトニングは1回で完結するものではありません。白さを保つなら、色が戻ったタイミングで受け直すことになります。
オフィスなら2〜3ヶ月に1回程度、ホームなら薬剤の追加が必要です。初期費用だけでなく、この維持費を12ヶ月分足した「年間いくらか」で見ると、家計に組み込めるかどうかを判断できます。
見積もりのときに確認したい4項目
金額を聞くときは、次の4つをセットで確認すると横並びで比べられます。
- 目標の白さまでに必要な回数(またはジェルの本数)
- カウンセリング料・クリーニング代が含まれるか
- ホームの場合、マウスピース作成費が含まれるか
- 維持するときの費用と頻度
この4つが揃うと、表示価格ではなく実際の支払額で比較できるようになります。
今の歯の色から、どのくらいの期間と費用が必要になりそうかは、状態を見てもらうと具体的になります。
保険は使える?医療費控除の対象になる?
費用を考えるうえで確認しておきたい2点です。
保険は適用されない
ホワイトニングは自由診療にあたり、健康保険は使えません。歯の色を白くする施術は、病気の治療ではなく審美を目的としたものと位置づけられているためです。
表示されている金額がそのまま自己負担額になります。
医療費控除も原則として対象外
医療費控除は治療を目的とした支出が対象です。審美目的のホワイトニングは、原則としてこれに含まれません。
ただし、変色の原因や治療との関係によって扱いが変わる場合があります。判断に迷うときは、施術を受ける歯科医院と税務署に確認してください。
費用を抑えたいときの考え方
金額を下げる方法を探す前に、そもそも支出を大きくしている要因を見直すほうが効果的です。
目標の白さを現実的に設定する
費用が膨らむもっとも大きな要因は、目標が高すぎることです。「芸能人のような白さ」を目指すと回数が伸び、その分だけ総額が上がります。
シェードガイドで現在地と目標を確認し、日常で自然に見える範囲に設定すれば、必要な回数は抑えられます。ここが最大のコスト対策です。
維持しやすい方法を選ぶ
短期的な単価より、維持のしやすさで選ぶほうが年間コストは下がります。ホームホワイトニングは変化に時間がかかる代わりに、マウスピースを一度作れば薬剤の追加だけで続けられます。
長期で白さを保ちたいなら、この構造は費用面で有利に働きます。
着色を防ぐ日常のケア
色が戻る速さは、日々の飲食とケアで変わります。コーヒーや紅茶を飲んだあとに口をゆすぐ、着色を落とすタイプの歯磨き粉を併用するといった習慣で、受け直す間隔を延ばせます。
受け直す回数が減れば、そのまま年間費用の削減になります。
安さだけで選ぶときに確認したいこと
価格が大きく下がっている場合、内容が違うか、含まれるものが少ないかのどちらかであることがほとんどです。セルフホワイトニングのように、そもそも歯の内部に作用しない方法もあります。
安い理由がどこにあるのかを確認したうえで、自分の目的に合っているかを判断してください。目的に合わない安さは、結局やり直しの費用につながります。
自分の目標と予算に対して、どの方法が現実的かは相談すると整理できます。
よくある質問
一番安いのはどの方法ですか
金額だけを見ればセルフホワイトニングですが、歯の内部の色素を分解する施術ではないため、目的が異なります。歯科医院で行う方法のなかでは、長く続ける前提ならホームホワイトニングが1回あたりのコストを抑えやすい方法です。
表示価格以外に費用がかかることはありますか
カウンセリング料、施術前のクリーニング代、ホームの場合のマウスピース作成費が別料金になっている場合があります。予約前にこの3つが含まれるかを確認しておくと、想定とのずれを防げます。
分割払いは使えますか
医院によって対応が異なります。クレジットカードの分割やデンタルローンに対応しているところもあれば、月額制で分割の形をとっているところもあります。総額が大きくなるデュアルホワイトニングを検討する場合は、支払い方法も含めて確認しておくとよいでしょう。
通院なしで安く済ませられますか
ホームホワイトニングであれば、マウスピースを作るための来院以降は自宅で進められます。近年は診察をオンラインで行う形をとっている歯科医院もあり、来院回数を抑えられる場合があります。ただし、歯科医師の診察を経ずに医療用の薬剤を入手することはできません。
まとめ
ホワイトニングの値段は、オフィスが1回15,000〜30,000円を中心とした幅、ホームが8,000〜40,000円、デュアルが50,000〜80,000円、セルフが1回2,000〜5,000円が目安です。ただしセルフは歯の内部に作用する施術ではないため、同じ土俵で比べるものではありません。
同じ種類でも金額に幅が出るのは、薬剤と機器のシステム、表示価格に含まれるもの、回数や本数の設定という3点が医院ごとに違うためです。判断するときは1回の単価ではなく、必要な回数と維持費を含めた年間の総額に換算してください。
費用を抑えたいなら、目標の白さを現実的に設定することがもっとも効きます。そのうえで、自分が続けやすい方法を選ぶと、年間の支出は落ち着きます。
東京銀座有楽町矯正歯科のホワイトニング
通院の負担を抑えたい方に向けて、オンライン診療と自宅でのケアで進めるホワイトニングをご用意しています。3Dスキャンで採得した歯型からオーダーメイドのマウスピースを作成し、歯科医師の診断のもとでホワイトニング剤と知覚過敏抑制剤をお届けします。
- 診察はオンラインで完結。マウスピースをお持ちの方は来院いただく必要がありません
- 歯型に合わせたオーダーメイドのマウスピースで、薬剤を歯の隅々まで行き渡らせます
- しみる症状に備えた知覚過敏抑制剤を同梱。経過はLINEでご相談いただけます
※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります



