マービスの歯磨き粉で歯は白くなる?期待できる範囲を中立解説

デザインが目に留まって手に取った、あるいは贈り物でもらった。マービスはそういう入り方をすることの多いブランドです。パッケージに「ホワイトニング」と書かれていれば、歯が白くなることを期待します。

ただ、この「歯を白くする」という言葉は、製品の区分によって指している範囲が違います。 同じ言葉でも、表面の着色を落とすことを指す場合と、歯の内部の色素を分解することを指す場合があります。

ここでは、マービスがどの区分に属するのかを確認したうえで、その区分で期待していい範囲を整理します。海外ブランドならではの確認事項にも触れます。製品の優劣や他ブランドとの比較には踏み込みません。

目次
Oh my teeth
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マービスは化粧品に分類される歯磨き粉

まず、区分から確認します。

イタリア発のブランド

マービスはイタリアで生まれた歯磨き粉のブランドです。特徴的なパッケージと、ジャスミンやリコリスといった独特のフレーバー展開で知られています。

複数のラインがあり、そのなかにホワイトニングを訴求する製品が含まれます。

日本での区分は化粧品

日本国内で流通しているマービスの歯磨き粉は、化粧品に分類されます。薬用歯みがきと呼ばれる医薬部外品とは、区分が異なります。

この違いは、成分の良し悪しではなく、制度上の位置づけの違いです。そして、この区分によって「歯を白くする」という表示が意味する内容が決まります。

化粧品の歯磨き粉に認められている効能

化粧品に分類される歯磨き粉に認められているのは、ブラッシングによって歯の表面の汚れや着色を落とすことです。

言い換えると、承認された有効成分の薬理作用によって白くするのではなく、磨くという行為とあわせて汚れを取り除く範囲を指しています。

「ホワイトニング」という表示があっても、この枠の中での話です。ここを押さえておくと、期待の設定を誤りません。

「歯を白くする」が指す3つの層

制度の全体像を並べると、位置関係がはっきりします。

区分「歯を白くする」の中身作用する場所
1化粧品ブラッシングによって汚れ・着色を落とす歯の表面
2医薬部外品(薬用歯みがき)承認された有効成分の作用が加わる歯の表面
3歯科医院の薬剤内部に蓄積した色素を分解する歯の内部

化粧品:ブラッシングで着色を落とす

マービスが属するのがこの層です。歯の表面に付いた着色を、磨くことで落とします。

コーヒーや紅茶による着色が蓄積している場合、それが落ちれば歯は本来の色に近づきます。変化を実感する方がいるのは、この作用によるものです。

医薬部外品:承認された有効成分が加わる

こちらは、着色を浮かせる、再付着を防ぐといった働きを持つ成分が承認されているものです。

ただし、作用する場所は同じく歯の表面です。層としては1つ上ですが、歯の内部に届くわけではありません。この区分の製品についてはディノベートとは?で整理しています。

歯科の薬剤:歯の内部の色素を分解する

3層目だけが、性質の異なるものです。

過酸化水素や過酸化尿素という薬剤が、歯の内部に蓄積した色素そのものを分解します。これらを扱う行為は医療行為として位置づけられており、歯科医師の管理のもとでのみ行えます。

市販の歯磨き粉にこの層の作用がないのは、品質や価格の問題ではなく、制度上の線引きによるものです。 仕組みの詳細はホワイトニングの仕組みにまとめています。

費用に関する注記(自由診療について)

歯科医院で行うホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。治療内容は薬剤による歯の漂白で、費用は歯科医院や方法によって異なります。主なリスク・副作用として、施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります。無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります。効果の感じ方には個人差があります。

自分の黄ばみが表面の着色によるものかどうかは、見てもらうとその場で分かります。

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期待していい範囲

層が分かると、自分の目的に合うかどうかも判断できます。

着色が主な原因なら実感しやすい

黄ばみの原因が、飲食物による表面の着色であれば、落とすことで見た目は変わります。

とくに、しばらく着色を落としていなかった場合は、変化を感じやすくなります。日々のケアとして続ける意味もあります。

歯そのものの色みは変わらない

一方、歯そのものの色みを、もともとの色より明るくすることはできません。

歯の色は、半透明のエナメル質を通して内側の象牙質が透けて見えているものです。象牙質の色みが濃い場合、表面をいくら磨いても変わりません。加齢による変化、もともとの歯質、薬の影響による変色も同様です。

到達できるのは「自分の歯の本来の色」までです。 これは製品の性能ではなく、区分による制約です。

自分がどちらかを見分ける

見た目だけでは判断が難しいところですが、ひとつの目安があります。

歯科医院でクリーニングを受けた直後に「明るくなった」とはっきり感じるなら、着色の割合が大きいと考えられます。あまり変わらなかった場合は、歯そのものの色みの影響が大きい可能性があります。

原因の分け方は歯の黄ばみを取る方法で整理しています。

海外製品を選ぶときに確認すること

海外ブランドならではの注意点もあります。

正規品と並行輸入品で中身が違うことがある

同じブランド、同じ製品名でも、販売される国の規制に合わせて処方が調整されている場合があります。

国内の正規流通品と、海外から並行輸入されたものでは、配合されている成分や表示が違うこともあります。パッケージが同じでも中身が同一とは限りません。

購入する際は、どちらを買っているのかを把握しておくと、成分を確認するときに迷いません。

フッ素の有無

歯磨き粉を選ぶうえで、フッ素が配合されているかどうかは判断材料のひとつです。フッ素は歯の再石灰化を促す働きを持ちます。

マービスの製品は、ラインや流通経路によってフッ素の配合の有無が異なります。虫歯の予防も兼ねたい場合は、購入前に表示を確認してください。

研磨剤と磨き方

着色を落とすタイプの歯磨き粉には、研磨作用のある成分が含まれます。

これ自体は着色除去のために必要なものですが、強い力で長時間磨くと、歯の表面に細かい傷がつきかねません。 傷がつくと、かえって着色が付きやすくなります。

力を入れず、時間をかけて磨く。この使い方が結果的に白さを保ちます。

歯科のホワイトニングとの併用

どちらか一方を選ぶ、という話でもありません。

役割を分ける

歯科医院のホワイトニングで歯そのものの色みを明るくし、その状態を保つために市販のケアを使う。この組み合わせであれば、それぞれの得意な範囲が噛み合います。

明るくした歯は、放っておけば着色が付いて曇っていきます。ここを日常的に落とす手段があると、次の施術までの間隔を延ばせます。維持の考え方はホワイトニングの頻度にまとめています。

施術後に使う時期

ただし、歯科での施術直後は歯の表面が敏感な状態です。この時期に研磨作用のある歯磨き粉を使うのは避けたほうがよいとされています。

いつから通常のケアに戻してよいかは、担当の歯科医師に確認してください。

市販のケアで足りるのか、歯科の方法が必要なのかは、原因を見てもらうと判断できます。

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よくある質問

使い続ければ歯は白くなりますか

表面に着色が付いている場合は、落ちることで明るくなります。ただし、落ち切ったあとはそこが上限です。歯そのものの色みが原因であれば、続けても変わりません。

どのくらいで変化が出ますか

着色の量によって変わります。蓄積が多いほど、落ちたときの変化は分かりやすくなります。もともと着色が少ない場合は、変化を感じにくくなります。

毎日使っても問題ありませんか

通常の使用方法の範囲であれば問題ありません。ただし、研磨作用のある製品を強い力で使い続けるのは避けてください。歯の表面を傷めると、着色が付きやすくなります。

子どもが使っても大丈夫ですか

製品によって推奨される年齢が異なります。フッ素の配合量や香味の強さも関わるため、パッケージの表示を確認してください。判断に迷う場合は、かかりつけの歯科医院で相談するのが確実です。

まとめ

マービスは日本国内では化粧品に分類される歯磨き粉です。この区分で認められている「歯を白くする」は、ブラッシングによって歯の表面の汚れや着色を落とすことを指します。

「歯を白くする」という言葉には3つの層があります。化粧品はブラッシングによる着色の除去、医薬部外品は承認された有効成分による作用、そして歯科医院の薬剤だけが歯の内部の色素を分解します。市販品にこの3層目の作用がないのは、制度上の線引きによるものです。

したがって、期待していい範囲は「自分の歯の本来の色まで」です。着色が主な原因であれば実感しやすく、歯そのものの色みが原因なら変わりません。

海外ブランドとして固有の注意点もあります。正規流通品と並行輸入品では、規制の違いから処方や表示が異なる場合があります。 フッ素の有無も含め、購入前に表示を確認しておいてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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