舌側矯正とは?費用・期間・メリット・デメリットを解説

舌側矯正(裏側矯正)は、表側から装置が見えないため、周囲の人にほとんど気づかれずに歯並びを改善できるのがメリット。

しかし、痛みをともなったり、発音に問題が出たりと、治療をはじめる前に知っておきたいデメリットもあります。

そこで本記事では、舌側矯正とはどのような方法なのか、メリット・デメリット、費用や期間などを紹介します。

目次

舌側矯正とは?

歯並びが綺麗な女性の画像

舌側矯正(裏側矯正)とは、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯を動かす矯正方法です。

舌側矯正の最大のメリットは、装置が外から見えにくいことです。ブラケットやワイヤーがお口の中に隠れるため、周りの人から矯正中であることをほとんど気づかれません。

しかし、装置の装着や調整が表側矯正より難しく、歯科医師の技術が求められます。また、費用面でも表側矯正より高額になることが多いです。

舌側矯正のメリット

食事をする女性の画像

舌側矯正は以下のメリットがあります。

  • 目立ちにくい
  • 食事を楽しみやすい
  • エナメルクラックが発生しにくい

装置が歯の裏側につくため、他人からはほとんど見えません。会話中に矯正をしていることに気づかれることが少なくなります。

また、歯の裏側に装置があることで、食べ物が挟まっても見えにくいというメリットも。硬い物や粘着性のある食べ物は避ける必要がありますが、矯正中も比較的好きな食べ物を楽しめます。

さらに歯の裏側は表側よりもエナメル質の厚みがあります。そのため装置を外した際に、歯の表面のエナメル質にクラック(ひび)が入りにくいです。

舌側矯正のデメリット

あごを抑える女性の画像

舌側矯正は多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。

  • 費用が高額になる
  • 慣れるまで痛みがともなう
  • 一時的に発音が悪くなる

舌側矯正は表側矯正に比べて、歯科医師の技術やフルオーダーメイドのブラケットが必要です。そのため、矯正治療の中でも費用は高額になります。

また、装置が直接舌に接触するため、はじめは擦れて痛みや違和感が生じることが多いです。それにともない一時的に会話に支障が出ることもあります。

時間が経てば解消していきますが、慣れるまでは不便を強いられる可能性があることを理解しておきましょう。

舌側矯正の費用・期間

カレンダーとお札の画像

舌側矯正の費用や期間は、症例やなおす範囲によって異なりますが、目安は以下の通りです。

目安費用目安期間
全体矯正100万~130万2〜3年程度
部分矯正40万~70万5ヶ月〜1年程度

全体矯正とは、すべての歯を対象にした矯正方法です。歯並びと噛み合わせの改善を目的としています。部分矯正は前歯の歯並びの乱れを対象にした矯正方法です。全体矯正と比べて治療期間が短く、費用も抑えられます。

舌側矯正の治療の流れ

ブラッシング指導の画像

舌側矯正は、一般的に以下の流れで行います。

  1. 初診相談
  2. 精密検査
  3. 治療計画の立案
  4. ブラケットの装着
  5. 矯正開始
  6. ブラケットの撤去
  7. リテーナーの装着

初診相談では矯正に関する悩みや希望を聞き、治療内容の説明を受けます。その後、レントゲン撮影や歯型採取など、診断を行うための精密検査を実施。検査結果をもとに治療計画を立てられます。

この段階で治療方法や治療期間、費用などが明確になります。その場で決める必要はなく、自宅に帰ってからじっくりと検討しましょう。

本格的な治療に入る前に、抜歯やクリーニングなど必要な処置を行うこともあります。処置が済めばブラケットとワイヤーを装着し、治療開始です。定期的に調整を行いながら、歯を理想の位置に移動させていきます。

矯正完了後は保定期間に移行し、保定装置(リテーナー)と呼ばれる装置を用いて、動かした歯を固定します。歯科医師から指示された通り、確実にリテーナーを使用することが大切です。

舌側矯正でよくある質問

Q&A(ブロック・背景青)の画像

ここでは、舌側矯正でよくある質問を紹介します。

舌側矯正の痛みはどれくらい?

舌側矯正による痛みの程度は、個人差があります。装置をつけはじめた際や、ワイヤーを調整した後は痛みを感じることが多いです。時間が経つにつれて痛みは軽減していき、次第に気にならなくなります。

舌側矯正は食事に支障をきたしますか?

装置に慣れるまでの間、食事がしにくく感じることがあります。硬い食材や粘り気のある食材は避け、柔らかめのものを中心に食べることをおすすめします。

舌側矯正をすると虫歯になりやすいですか?

歯の裏側は唾液がよく行き渡り、自浄作用が働きやすいため表側矯正よりも虫歯のリスクを抑えられます。

しかし、歯の裏側は歯ブラシが難しくなるため、しっかりとケアを行うことが大切です。また、定期的に歯科医院でのクリーニングも受けましょう。

舌側矯正を検討するなら複数の歯科医院に相談しよう

舌側矯正は、比較的難易度の高い矯正方法です。施術を行う歯科医師の経験と技術によって、得られる結果が異なります。舌側矯正を検討する際は一つの歯科医院だけでなく、複数のクリニックで相談に行き、経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けましょう。

東京銀座有楽町矯正歯科は、マウスピース矯正 Oh my teethの導入クリニックです。目立ちにくい矯正治療を検討している方は、当院の無料診断にお気軽にお越しください。

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