「マウスピース矯正 東京」と検索しても、出てくるクリニックや料金プランの数が多すぎて、自分にとっての正解が見えない――そんな迷いを抱える方は少なくありません。東京は日本で最もマウスピース矯正の選択肢が密集するエリアで、部分矯正10万円台から全顎100万円超までの料金幅、通院型からオンライン管理型までの診療形態、そして全国から症例が集まる難症例対応まで、選び方の軸が他都市以上に複雑です。本記事では矯正歯科を専門的に取り扱う立場から、東京で受けるマウスピース矯正を「費用」「通院動線」「判断軸」の3レイヤーに分けて整理し、自分の生活と症例にあった選択をするためのフレームワークを解説します。
マウスピース矯正を東京で検討するときの全体像と費用相場
東京でマウスピース矯正を検討するとき、最初に押さえたいのは「東京には全国から症例が集まる構造がある」という前提です。軽度の前歯部分矯正から、抜歯や外科処置を伴う重度症例まで、対応できるクリニックの幅が日本で最も広いエリアです。そのため料金レンジも10万円台から100万円超まで広く、画一的な「相場」を示すことが難しいエリアでもあります。まずは費用構造を分解し、自分の症例とブランド帯の対応関係を把握することが、東京での絞り込みの第一歩になります。
東京で受けられるマウスピース矯正の主な選択肢
東京で提供されているマウスピース矯正は、大きく分けて「インビザライン」「Oh my teeth」「キレイライン矯正」「ゼニュムクリア」「スマイルモア」といったブランドが流通しています。インビザラインは米国アライン・テクノロジー社が製造する世界最大手のシステムで、全顎の重度症例にも対応する選択肢として東京の多くの矯正歯科で採用されています。一方、Oh my teethは初回来院後はオンラインで管理する設計、キレイライン矯正は全国108院の提携クリニックを通じて段階的に治療を進める仕組みで、それぞれ「対象症例範囲」と「通院形態」が異なります。
つまり東京で「どのブランドを選ぶか」は、ブランドの優劣ではなく自分の症例とライフスタイルに合う構造かで判断するのが現実的です。
部分矯正と全体矯正で異なる費用構造
マウスピース矯正の費用は、対応する歯の範囲によって大きく変わります。前歯12本程度を対象とする「部分矯正」と、奥歯まで含めて歯列全体を動かす「全体矯正(全顎矯正)」では、必要なアライナー枚数も治療期間も別物のため、価格構造もまったく異なります。
東京における一般的な費用レンジは下表のとおりです。出典は各ブランド公式サイトと厚生労働省「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第5版」(令和7年3月) を踏まえ、2026年5月時点で確認できる客観情報をまとめています。
| 治療範囲 | 東京での費用レンジ | 治療期間目安 | 主な対応症例 |
|---|---|---|---|
| 部分矯正(前歯12本程度) | 約10万〜40万円 | 3か月〜1年 | 軽度の前歯のすきっ歯・出っ歯・叢生 |
| 中間プラン(前歯中心の中等度) | 約30万〜60万円 | 6か月〜1年半 | 軽度〜中等度の叢生・軽度の開咬 |
| 全体矯正(全顎) | 約50万〜100万円 | 1年〜2年半 | 中等度〜重度の不正咬合・抜歯症例 |
東京銀座有楽町矯正歯科で提供しているOh my teeth Basicは部分矯正33万円、Pro(全顎)は66万円と、上記レンジ内に収まる固定額設計です。一方キレイライン矯正は9.9万円のスタートプランから49.5万円のコンプリートプランまで段階払いで、最終的な総額は症例によって変動します。
ブランド帯別の料金レンジの目安
「安いから始めやすい」「高いから安心」と単純化せず、料金レンジとブランドの設計思想を対応させて考えると判断が楽になります。
| ブランド帯 | 代表的ブランド | 費用レンジ | 対応症例 | 通院形態 |
|---|---|---|---|---|
| 部分特化型 | キレイライン矯正など | 9.9万〜49.5万円(段階払い) | 軽度〜中等度の前歯 | 提携クリニックへの定期通院 |
| 中間定額型 | Oh my teeth Basicなど | 33万円前後(定額) | 軽度〜中等度の前歯 | 初回来院+オンライン管理 |
| 全顎対応型 | インビザライン・Oh my teeth Proなど | 50万〜100万円超 | 軽度〜重度(抜歯症例含む) | 定期通院(2〜3か月に1度が目安) |
注意したいのは、見積もり段階の金額がそのまま総額になるとは限らない点です。アライナーの追加製作費、精密検査料、リテーナー(保定装置)、再診料などが別途発生するかどうかは、ブランドではなくクリニックごとの料金規定で決まります。契約前に「総額に含まれる範囲」を必ず文書で確認することが、後悔しない選び方の出発点になります。
支払い方法・分割・デンタルローンの考え方
マウスピース矯正は自由診療のため公的医療保険の対象外ですが、東京の多くのクリニックではクレジットカード分割、デンタルローン、医療費控除との組み合わせが整備されています。
- クレジットカード分割:3〜24回が一般的。カード会社によって金利差あり
- デンタルローン:金利はカード分割より低い傾向(年率5〜8%程度が目安)で月々3,000円台からの設定もあり
- 医療費控除:国税庁は咬合機能の改善目的の歯列矯正を控除対象として認める一方、審美目的のみは対象外と整理している
「月々の支払い額」だけを基準に決めず、総支払額・金利・繰上返済の可否までセットで把握しましょう。
東京のマウスピース矯正における3つの通院パターン
東京で働く人にとって「クリニックに通えるかどうか」は治療成否を左右する現実的な要素です。マウスピース矯正の通院形態は、大きく3つの型に分類できます。それぞれの構造を理解しておくと、自分の生活との適合度が見えてきます。
1〜2か月に1度の通院型(全顎対応に多い)
インビザラインをはじめとする全顎対応のマウスピース矯正の多くは、治療初期は月1回、安定期に入ってからは2〜3か月に1度の通院サイクルが標準です。診療内容はアライナーの適合確認、噛み合わせのチェック、次回分のアライナー受け渡し、アタッチメント追加やIPR(歯と歯の間をわずかに削る処置)など、医師が直接行う必要のある操作が中心になります。
医師による直接確認の頻度が高いほど、治療計画のズレを早期に修正しやすいのがこの型の特徴です。一方で、毎月の通院時間を確保できない方には負担が大きくなります。
通院を最小化したオンライン管理型
Oh my teethに代表されるオンライン管理型は、初回の精密検査・歯型スキャン・治療計画説明のために来院した後は、LINEなどを通じた写真の定期送信と遠隔診察で治療を進める設計です。アライナーは自宅に郵送され、医師の指示に従って自分で交換していきます。
通院回数を最小化できる代わりに、患者自身の自己管理能力が治療結果に直結します。1日20〜22時間の装着時間を守れない場合、計画通りに歯が動かないリスクは通院型より顕在化しやすくなります。また、対応できる症例は軽度〜中等度に限られるため、抜歯を伴うような重度症例には不向きです。
通院型とオンライン管理型のハイブリッド
キレイライン矯正、ゼニュムクリア、スマイルモア矯正などに見られる方式で、治療初期の数回は対面で診察・調整し、安定期にはオンライン相談や写真診察に切り替えていく組み合わせ型です。初期は医師の直接確認による安全性を確保しつつ、中盤以降は通院負担を減らせるのが特徴です。
東京の社会人にとっては、初期4回程度の対面通院を平日夜間や土日に組み込めるかが運用上の鍵になります。クリニックの夜間・土日対応の有無を事前に確認しましょう。
平日夜間・土日対応と完全予約制の確認ポイント
3つの通院型のいずれでも、最初に確認したいのは「通える時間帯にやっているか」です。東京銀座有楽町矯正歯科の場合、平日は10:00〜19:00、土日祝も診療し、完全予約制で待ち時間を最小化する運用を採用しています。
| 通院パターン | 来院頻度 | 適応症例 | 医師確認の密度 | 主な留意点 |
|---|---|---|---|---|
| 通院型 | 2〜3か月に1度 | 軽度〜重度(全顎対応) | 高い | 定期通院の時間確保が必要 |
| オンライン管理型 | 初回のみ来院 | 軽度〜中等度 | 遠隔写真診察ベース | 自己管理能力に治療結果が依存 |
| ハイブリッド型 | 初期4回程度+オンライン | 軽度〜中等度 | 初期は高い、中盤以降は中 | 提携クリニックの選択が品質に影響 |
「自分が無理なく続けられる通院ペース」を起点に選ぶと、治療途中の予約変更・離脱が減り、結果的に治療期間の延長や追加費用を抑えられます。
東京でマウスピース矯正クリニックを選ぶ4つの判断軸
東京には数百のマウスピース矯正対応クリニックがあり、ランキング記事を読み込むほど判断が難しくなるのが実情です。日本臨床矯正歯科医会が示す「受診時の6つの目安」を参考に、東京での絞り込みに有効な4つの判断軸を整理します。
矯正治療の経験・対応症例範囲
矯正歯科は一般歯科とは異なる専門領域です。担当医が矯正治療をどれだけの期間・どれだけの症例数で取り扱ってきたかは、治療計画の精度に直結します。ただし注意したいのは、「症例数が多い=自分にとって適している」と単純化しないことです。
たとえば抜歯を伴う重度症例の経験が豊富な医師でも、軽度の前歯部分矯正に特化した対応経験は別物です。逆もまた然りで、自分の症例難易度に近い経験を持つ医師かどうかが本質的な評価点になります。日本臨床矯正歯科医会も、矯正歯科専門の常勤医が在籍しているか、セファログラム(頭部X線規格写真)を含む精密検査を行っているかを確認するよう推奨しています。
なお、厚生労働省告示で認められた「専門医」資格は、矯正歯科については現時点で存在しません。「日本矯正歯科学会認定医」や「指導医」といった学会内の認定資格はありますが、これらは厚労省告示の専門医とは別物です。広告表記の際には、学会名と認定名を正確に併記する院が信頼できます。
料金体系の透明性と追加費用の取り扱い
東京で起きた集団訴訟の事例(2023年、銀座のあるマウスピース矯正クリニックで312人以上が損害賠償を求めた件)からも分かるとおり、料金体系の不透明さは患者側の最大のリスクの一つです。契約前に必ず確認したいのは以下の項目です。
- 提示金額に「精密検査料」「治療計画作成料」が含まれているか
- リテーナー(保定装置)の費用と保定期間中の観察料の扱い
- 計画通りに歯が動かなかった場合のアライナー追加製作の費用負担
- 治療途中で中断した場合の返金規定
- 「モニター価格」「実質無料」など条件付き割引の具体的な条件と再現性
キレイライン矯正のような段階払いプランは初期費用を抑えやすい反面、最終的な総額は症例によって変動します。「いくらで終わるか」よりも「どの範囲が含まれていて、どの場合に追加が発生するか」を整理しておくと、契約後の認識ズレを防げます。
サポート体制と相談手段
マウスピース矯正は1〜2年の長期治療になることが多く、その間にアライナーの破損・紛失、装着時間の自己管理、痛みや違和感への対応など、相談したい場面が必ず発生します。サポート体制を見るときの観点は次の3つです。
- 緊急時の連絡手段(電話・LINE・メールのいずれが使えるか、応答時間の目安)
- 治療計画書・アライナー段階表など、文書で説明資料が提供されるか
- 転居や転勤で通院困難になった場合の転院制度・引き継ぎルール
「予約が取りやすいか」も実務的に重要です。完全予約制を採用していても、人気のクリニックでは平日夜間や土曜の予約が1か月以上先まで埋まることがあります。治療開始前のカウンセリング段階で、実際の予約取得状況を確認しておきましょう。
立地・通院アクセスの自分の生活動線との適合
「最寄駅から徒歩◯分」という表記だけでなく、自分の通勤動線上にあるかが決定的に重要です。通勤途中で寄れる立地と、休日にわざわざ往復する立地では、治療継続率に大きな差が出ます。
下記は、各判断軸についてのセルフチェックです。Yes/Noで答えていくと、自分の優先順位が見えてきます。
- 自分の歯並びは部分矯正で済む範囲か、全顎矯正が必要な範囲か把握しているか
- 担当医が自分の症例難易度に近い経験を持っているか確認したか
- 提示金額に精密検査・リテーナー・追加アライナー費用が含まれているか確認したか
- 治療途中で中断した場合の返金規定を文書で確認したか
- 緊急時の連絡手段とその応答時間を把握しているか
- 治療計画書が文書で交付されることを確認したか
- 転居・転勤時の転院ルールを聞いたか
- 通勤動線上または休日でも無理なく通える立地か
- 平日夜間・土日の予約取得状況を確認したか
- 未承認医療機器に該当する場合の説明を受けたか
- 主なリスク・副作用について書面で説明を受けたか
- セカンドオピニオンを取る前提でクリニックが情報開示してくれるか
東京エリア別の通勤動線とクリニック立地の考え方
東京の主要エリアにはマウスピース矯正対応クリニックが集中しています。エリア単位で個別に紹介するのではなく、自分の通勤動線がどの帯に属するかを軸に整理すると、自分にとって現実的な選択肢が見えてきます。
山手線内側(銀座・有楽町・東京・日比谷・新橋)動線
銀座・有楽町・東京・日比谷・新橋エリアは、JR山手線・京浜東北線・東京メトロ複数路線・都営三田線が交わる東京最大の交通ハブです。丸の内・大手町・霞が関エリアに勤務する方にとって、帰路の途中で寄れる立地が多いのが特徴です。東京銀座有楽町矯正歯科の場合、JR・東京メトロ有楽町駅から徒歩1分、東京メトロ銀座駅から徒歩3分、都営三田線日比谷駅から徒歩5分という複数路線アクセスで、勤務地から離れていても寄りやすい構造になっています。
西側ターミナル(新宿・渋谷・池袋)動線
新宿・渋谷・池袋は山手線西側のターミナルで、私鉄各線と東京メトロが集中するエリアです。クリニック数も非常に多く、選択肢が豊富な反面、夕方以降の駅構内の混雑、駅から徒歩10分超の立地などで「思ったより時間がかかる」ケースが起こりやすい帯でもあります。駅出口番号と地下接続の有無まで確認しておくと、雨天時や夜間の通院ストレスを軽減できます。
城東・城南エリア(品川・上野・錦糸町など)動線
城東(上野・錦糸町・北千住)や城南(品川・五反田・大井町)にも矯正歯科対応クリニックは点在します。これらのエリアは「通勤動線上にあれば便利だが、わざわざ向かう距離としては不利」という性質が強く、休日通院前提で選ぶか、勤務地から至近距離である場合に限定して選ぶのが現実的です。
「通勤途中で寄れる」「休日のみ来る」の使い分け
通院日を平日帰路にするか休日にするかで、必要な診療時間枠も変わります。平日帰路型は1回30〜45分程度の短時間枠でも回せますが、休日型は前後の予定との兼ね合いで1〜2時間の余裕が必要になる傾向があります。
| 動線パターン | 向いている通院パターン | 確認したい診療時間帯 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 山手線内側(銀座・有楽町ほか) | 通院型・ハイブリッド型 | 平日19:00以降の枠の有無 | 夜間枠は埋まりやすいので早めの予約が必須 |
| 西側ターミナル(新宿・渋谷・池袋) | 通院型・ハイブリッド型 | 平日夜間と土日両方 | 駅出口・地下接続まで含めた所要時間の確認 |
| 城東・城南エリア | 勤務地至近なら通院型、それ以外は休日中心 | 土日祝の開院時間 | 「最寄駅徒歩◯分」だけで判断しない |
| 東京近郊(埼玉・千葉・神奈川方面) | オンライン管理型・ハイブリッド型 | 初回来院日の確保のしやすさ | 通院型を選ぶと離脱率が上がりやすい |
通勤動線上にない院を選ぶと、結果的に予約変更・キャンセル率が上がり、治療計画がずれて期間延長や追加費用につながりやすくなります。立地は「便利か」ではなく「無理なく続けられるか」で評価しましょう。
東京でマウスピース矯正を始める前のリスクと適応の注意点
マウスピース矯正は外科手術を伴わない比較的負担の小さい治療と紹介されることが多いものの、医療行為である以上、痛み・副作用・適応外の判断などのリスクが存在します。日本矯正歯科学会と日本臨床矯正歯科医会の公式見解を踏まえ、東京で治療を始める前に把握しておきたい論点を整理します。
アライナー交換直後の痛み・違和感の出方
新しいアライナーに交換した直後は、歯に圧力がかかるため痛みや違和感が出ることがあります。多くの場合は装着開始から2〜3日で軽減し、1週間以内には慣れていきますが、感じ方には個人差があります。痛みが強い場合は無理に我慢せず、市販の鎮痛剤の併用や、医師への相談を検討しましょう。
「すぐ消える」「痛くない」と断言できる治療ではない点を、最初に理解しておくことが大切です。
装着時間(1日20〜22時間)が治療計画に与える影響
マウスピース矯正の効果は、装着時間を守れるかどうかに極めて強く依存します。キレイライン矯正は20時間以上、インビザラインは20〜22時間、Oh my teethも同等の装着時間を必須としています。装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、アライナーの再製作が必要になります。
自己管理が治療結果を左右する自由診療の特性を理解した上で、自分の生活で本当に20時間以上の装着を維持できるかを冷静に判断しましょう。長時間の会食、外回りの多い職種、夜勤シフトのある働き方など、装着時間の確保が難しい生活様式の場合は、ワイヤー矯正(取り外し不可)も含めて選択肢を検討する余地があります。
治療後の後戻りとリテーナー使用の重要性
矯正治療終了直後の歯は、骨に固定される過程の途中で、外力に対して不安定な状態にあります。リテーナー(保定装置)を医師の指示通りに装着しないと、せっかく整えた歯並びが元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生します。
一般的に保定期間は治療期間と同程度かそれ以上必要とされ、最低でも2年間は就寝時を中心にリテーナー装着が推奨されます。治療費の見積もりにリテーナー費用と保定期間中の観察料が含まれているか、契約前に必ず確認しておきましょう。
歯根吸収・歯肉退縮・ブラックトライアングルなどの副作用
矯正治療には以下のような副作用の可能性が報告されています。日本矯正歯科学会も学会指針の中でこれらを明示し、患者への事前説明を求めています。
- 歯根吸収:歯の根が短くなる現象。無理な力や元々の素因が関与する
- 歯肉退縮:歯ぐきが下がり歯の根が露出する
- ブラックトライアングル:歯間部に黒く見える隙間が生じる
- 知覚過敏:冷たい飲食物がしみるようになる
- 清掃不良による虫歯・歯周病:アライナー装着中の清掃が不十分な場合に発生
- アライナーの破損・紛失:保管不良や噛みしめが原因となることがある
これらはマウスピース矯正に限った話ではなく、ワイヤー矯正でも起こりうる事象ですが、自由診療として契約する際にはリスク説明を書面で受けることが望ましいといえます。
マウスピース矯正が適応外と判定されうる症例
キレイライン矯正の公式サイトは「実際には半数以上の方が適応外」と明示しており、これはマウスピース矯正全般に共通する事実です。日本矯正歯科学会の指針でも、カスタムメイド型アライナーですべての症例を治療できるわけではないことが繰り返し述べられています。
主な適応外症例は次のようなものです。
- 骨格性の重度の不正咬合(上顎前突・下顎前突の骨格要因が強いケース)
- 抜歯を伴う大規模な歯の移動が必要な症例
- 奥歯を大きく動かす必要があるケース
- 重度の開咬・過蓋咬合
- 外科処置(顎変形症の手術)が必要なケース
- 重度の歯周病が未治療の状態
適応外と判定された場合、ワイヤー矯正、外科矯正、抜歯を伴う全顎矯正など、別の選択肢を検討することになります。「マウスピース矯正にこだわらず、自分の歯並びに最適な治療法を選ぶ」という視点を持っておくと、安心して相談できます。
自由診療における留意事項(限定解除要件)
マウスピース矯正は公的医療保険の対象外となる自由診療です。医療広告ガイドライン(厚生労働省「医療法における広告規制について」最新版および「医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 第5版」令和7年3月)では、自由診療を案内するページに以下の4項目の記載を求めています。本記事を読んだうえで実際の治療を検討される方に向けて、整理しておきます。
マウスピース矯正の標準的な治療内容
マウスピース矯正は、透明なアライナー(樹脂製の矯正装置)を段階的に交換しながら、計画に基づいて歯列を移動させる矯正治療です。1日20〜22時間の装着を前提とし、装置の着脱は患者自身が行います。
標準的な治療フローは、初回カウンセリング → 精密検査(口腔内スキャン・レントゲン・必要に応じてセファログラム撮影)→ 治療計画作成と説明 → アライナー製作 → 装着開始 → 段階的な交換 → 治療終了 → 保定(リテーナー装着)という流れです。症例によってはアタッチメント(歯面に接着する小さな突起)の設置やIPRなどの補助処置を併用します。
なお、インビザラインをはじめとするカスタムメイド型マウスピース矯正装置は、日本の薬機法(医薬品医療機器等法)における承認を受けていない医療機器であり、海外からの個人輸入や海外製造業者からの直接提供で供給されています。同等の国内承認医療機器は現時点で存在しません。
東京における標準的な治療費用と支払い方法
東京エリアで一般的に提示されている費用レンジは、部分矯正で約10万〜40万円、全顎矯正で約50万〜100万円です(2026年5月時点)。東京銀座有楽町矯正歯科で取り扱うOh my teeth Basicは33万円、Pro(全顎)は66万円で、調整料・通院費用を含む総額制を採用しています。
別途発生し得る費用としては、精密検査料、追加アライナー製作費(計画通りに歯が動かなかった場合)、リテーナー費用、保定期間中の観察料、ホワイトニング併用時の追加料金などが挙げられます。これらの取り扱いはクリニックによって異なるため、契約前に書面で確認してください。
支払い方法は一括、クレジットカード分割、デンタルローン、医療費控除との組み合わせが選べます。医療費控除については、咬合機能の改善目的の歯列矯正は対象になり得る一方、審美目的のみの場合は対象外という国税庁の見解が公開されています。自由診療のため公的医療保険は適用されません。
主なリスク・副作用
マウスピース矯正に伴う主なリスク・副作用は次のとおりです。
- アライナー交換直後の痛み・違和感(多くは2〜3日で軽減)
- 装着時間不足による治療計画のズレ・治療期間の延長
- 治療後の後戻り(リテーナーの継続装着が必要)
- 歯根吸収・歯肉退縮・ブラックトライアングル・知覚過敏
- 清掃不良による虫歯・歯周病の発症
- アライナーの破損・紛失
- 重度症例ではマウスピース矯正単独では対応できず、ワイヤー矯正や外科矯正への切り替えが必要となる場合がある
治療に関する問い合わせ方法
東京銀座有楽町矯正歯科では、無料診断(精密検査前のカウンセリング)を提供しています。実際の治療内容・費用・リスクは個別の口腔内状況によって変わるため、書面・対面での詳細説明は無料診断の場で行います。
| 所在地 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館2F |
| アクセス | JR・東京メトロ有楽町駅 徒歩1分/東京メトロ銀座駅 徒歩3分/都営三田線日比谷駅 徒歩5分 |
| 診療時間 | 平日10:00〜19:00/土日祝対応/完全予約制 |
| 予約方法 | 公式サイトの予約フォーム/電話/LINE |
- 治療内容:透明アライナーの段階交換による歯列移動。1日20〜22時間装着が前提
- 標準費用:東京の相場は部分矯正10万〜40万円、全顎矯正50万〜100万円。自由診療・保険適用外
- 主なリスク:痛み、装着時間不足による計画ズレ、後戻り、歯根吸収、歯肉退縮など
- 問い合わせ方法:無料診断で個別説明(公式サイト・電話・LINEから予約可)
まとめ|東京でマウスピース矯正を選ぶときに整理すべきこと
3レイヤー(費用・通院・判断軸)の振り返り
東京でマウスピース矯正を選ぶときの混乱は、選択肢が多すぎることそのものよりも、判断軸が整理されていないことに原因があります。本記事で示した3レイヤーで分解すれば、自分にとって現実的な選択肢は数院に絞り込めるはずです。費用レイヤーでは部分矯正と全顎矯正の対応範囲を、通院レイヤーでは通院型・オンライン管理型・ハイブリッド型の特性を、判断軸レイヤーでは経験・透明性・サポート・立地の4軸をそれぞれ自分の優先順位に当てはめてみてください。
無料診断を活用した次の一歩
最終的な治療内容・費用・リスクは、個別の口腔内状態を診ないと判断できません。書面の情報だけで決めず、複数院の無料診断や精密検査を比較したうえで、自分が最も納得できる選択をすることが、長期治療を成功させる近道です。東京銀座有楽町矯正歯科でもOh my teeth導入クリニックとして無料診断を提供しており、必要に応じて他院との比較材料として活用いただけます。



