上の歯だけ矯正はできる?費用・期間・適応症例を解説

「上の歯だけ矯正したいけど、本当にできるの?」
「前歯のすきっ歯だけ、安く短期間で治したい」

このような疑問はありませんか?

上の歯だけ矯正とは、奥歯の噛み合わせは動かさず、見た目に影響しやすい前歯周辺だけをピンポイントで整える治療法です。

費用を抑えられ、治療期間も短いというメリットがありますが、誰でも適応となるわけではありません。

そこで本記事では、上の歯だけ矯正の治療方法と費用・期間、適応されやすい3つのケース、デメリットや注意点まで解説します。

目次
Oh my teeth
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上の歯だけ矯正は条件付きで可能!

上の歯だけ矯正とは、見た目に影響しやすい上あごの前歯を中心に、一部分だけを動かして歯並びを整える治療法を指します。奥歯の噛み合わせは基本的に動かさず、気になる部分だけをピンポイントで改善するのが特徴です。

これに対して全体矯正は、前歯から奥歯まで全ての歯を動かします。見た目はもちろん、上下の歯が正しく噛み合うように、歯並び全体を根本から整える治療と言えるでしょう。治療範囲が広い全体矯正は、部分矯正に比べて費用が高額になり、治療期間も長くなる傾向にあります。

上の歯だけの矯正が「条件付き」となるのは、奥歯の噛み合わせの状態が重要だからです。もし噛み合わせに大きな問題がある状態で前歯だけを動かすと、一時的に見た目は整っても、将来的に食べ物が噛みにくくなったり、他の歯やあごに負担がかかったりする可能性が考えられます。

そのため、歯科医院では精密な検査を行い、歯並びや噛み合わせの状態を診断した上で、部分矯正が適しているか、あるいは全体矯正が必要かを判断することになります。

上の歯だけ矯正の治療方法と費用・期間

上の歯だけを矯正する場合、主に3つの方法があります。

表側矯正(ワイヤー矯正)

歯の表面に「ブラケット」という装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす矯正方法です。確実性が高く、多くの症例に対応できるのが魅力です。

歯を動かす力が強く、歯科医師が細かな調整をしやすいという理由から、計画通りに治療が進みやすい傾向にあります。

費用相場は30万~50万円、治療期間は半年~1年程度が目安他の方法に比べて歴史と実績が豊富なため、安心感があります。ただ、どうしても装置が口を開けたときに見えてしまうのがデメリットと言えるでしょう。

裏側矯正(ワイヤー矯正)

表側矯正と同じ仕組みですが、装置を歯の裏側に取り付ける方法です。装置が全て歯の裏側に隠れるため、人前に立つお仕事の方や見た目を特に気にする方に選ばれています。

費用は40万~60万円と、表側矯正より高くなる傾向があります。期間は半年~1年程度。費用はかかっても誰にも気づかれずに歯並びを整えたい、という希望がある方に適しているでしょう。

マウスピース矯正

透明なマウスピースを段階的に交換し、歯並びを整える方法です。装置が透明で目立ちにくく、食事や歯磨きの際は取り外せるため衛生的です。

費用相場は20万~50万円、治療期間は3ヶ月~1年程度と、症例によっては短期間で終えることも可能です。

なお、当院が導入している「Oh my teeth」のBasicプランなら、上下前歯の部分矯正が総額33万円(税込)で可能です。 矯正開始後の定期的な通院は原則不要(最低1回の来院は必要)なため、忙しい方にも選ばれています。

→Oh my teethの部分矯正(前歯だけの矯正)をくわしく

上の歯だけ矯正が適応されやすい3つのケース

誰もが部分矯正を選べるわけではありません。ここでは、上の歯だけの矯正が適応されやすい代表的な3つのケースをご紹介します。

軽度のすきっ歯

歯と歯の間に少し隙間がある「すきっ歯」は、部分矯正が適応されやすい代表例です。

もともと歯を動かすためのスペースが存在するため、歯を並べ直すのが比較的容易です。特に、前歯2本の間の隙間が気になる、といったケースでは良い結果が期待できるでしょう。

すきっ歯の矯正方法や具体的な費用について詳しく知りたい方は、「すきっ歯の矯正費用はどのくらい?装置の種類別に解説」の記事も参考にしてください。

軽度の出っ歯やねじれ

少しだけ前歯が出ている、あるいは1~2本の歯が少しだけねじれている、といった軽度の不正咬合も対象です。

こういったケースでは、歯の側面を削る研磨処置でスペースを作り、歯をきれいに並べることが可能です。ただし、あくまで「軽度」であることが条件となります。

噛み合わせに問題がない

上の歯だけの矯正が適応となるのは、奥歯がしっかりと正しく噛み合っていることが大前提です。奥歯の噛み合わせが安定していれば、前歯だけを動かしても全体のバランスが大きく崩れるリスクが少ないと判断されるためです。

現状の噛み合わせに問題がないかどうかは、精密検査をしなければ分かりません。

上の歯だけ矯正ができないケース

反対に、安易に上の歯だけを動かすと、かえって問題が悪化してしまうケースもあります。以下のような場合は、全体矯正が必要になる可能性が高いです。

骨格的な問題がある出っ歯

歯だけが前に傾いているのではなく、上顎の骨格そのものが前に出ている場合は、歯だけを動かしても口元の印象は改善しません

噛み合わせが深い

上の歯が下の歯に深く覆いかぶさっている「過蓋咬合(かがいこうごう)」の場合、上の前歯を動かすスペースがなく、無理に動かすと下の歯や歯茎にぶつかってしまいます。全体矯正が必要です。

重度のガタガタ

歯が重なり合っている状態がひどく、歯を並べるスペースが全く足りない場合です。このケースでは、抜歯をしてスペースを確保し、奥歯から全体的に動かす必要があります。

奥歯の噛み合わせがずれている

そもそも奥歯の噛み合わせが左右でずれていたり、しっかり噛めていなかったりする場合は、全体のバランスを整える全体矯正が必須となります。

「もしかしたら、私も部分矯正で治せるかも?」そう思った方は、ぜひ一度無料検査にお越しください。歯科医師があなたの歯並びを丁寧に診察し、治療法をご提案します。

→東京銀座有楽町矯正歯科の矯正無料診断を予約する

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上の歯だけ矯正するメリット4つ

条件さえ合えば、上の歯だけの矯正には魅力的なメリットがたくさんあります。

メリット①:費用を抑えられる

なんといっても全体矯正に比べて費用を大幅に抑えられるのがメリットです。矯正装置をつける歯の数が少なく、治療に使う材料費を削減できるからです。

また、動かす歯が少ないぶん、通院時の調整回数も少なく済むため、結果的にトータルの費用が安くなります。

メリット②:治療期間が短い

全体矯正では奥歯から動かすため時間がかかりますが、部分矯正は動かす歯が前歯周辺に限られるため、歯の移動が比較的スピーディーに進みます。

例えば、「半年後の結婚式までに前歯の見た目を整えたい」「就職活動が始まる前にコンプレックスをなくしたい」といった、ライフイベントに間に合わせたいというニーズにも応えやすいのです。

メリット③:心身への負担が少ない

ワイヤー矯正の場合、装置が付く範囲が狭いため、口の中の違和感や歯が動く際の痛みが限定的で済みます。

また、通院頻度も全体矯正に比べて少なくなる傾向があるため、忙しい毎日を送る方にとっても負担が軽いです。

メリット④:気になるコンプレックスをピンポイントで解消できる

上の前歯の歯並びが整うだけで、顔全体の印象は変わります。「ずっと気にしていたすきっ歯がなくなった」「ガタガタだった前歯がきれいになって、思いっきり笑えるようになった」という変化は、大きな自信につながるはずです。

全てを完璧に治すのではなく、自分が気にしている悩みを解消することで得られる精神的な満足度は非常に高いと言えるでしょう。

上の歯だけ矯正するデメリット4つ

必ずデメリットも知っておきましょう。

デメリット①:噛み合わせが悪化し、新たな不調を招く恐れがある

歯は、上下の歯がパズルのピースのように精密に組み合わさることで、正しく機能しています。上の歯並びだけを変えてしまうと、そのバランスが崩れ、今まで問題なく噛めていた下の歯との間にズレが生じてしまうことがあります。

デメリット②:理想の仕上がりにならない

上の歯だけを動かした結果、かえって見た目のバランスが崩れてしまうことがあります。

歯並びの美しさは、顔の中心線と歯の中心(正中)が合っているか、口元の突出感はないか、といった全体のバランスが重要です。

例えば、ガタガタの歯を並べるスペースを確保するために前歯を少し前方へ押し出すと、結果的に出っ歯のような印象になってしまうことがあります。また、上の歯だけを整えたことで、今まで気にならなかった下の歯のガタガタが余計に目立ってしまい、「結局、下も治したくなった」というケースもあります

デメリット③:後戻りしやすい

治療できれいに並べた歯が、元の位置に戻ってしまう「後戻り」のリスクが高まります。矯正治療後の歯並びは、上下の歯がしっかりと噛み合うことで、お互いを支え合い、その位置で安定します。

しかし、上の歯だけを動かして上下の噛み合わせが不完全な状態だと、歯は常に不安定な力にさらされ、元の乱れた位置に戻ろうとする力が強く働いてしまうのです。せっかく時間とお金をかけて治したのに、数年で元通りになってしまっては元も子もありません。

長期的な安定性を考えると、上下の歯がしっかり噛み合う状態を作ることが重要になります。

デメリット④:対応している歯科医院が少ない

実は、「上の歯だけ」のような部分矯正に積極的に対応している歯科医院は、そこまで多くありません。その理由は、全体の噛み合わせのバランスを考慮しながら進める必要があり、実は非常に繊細で高度な診断力と技術が求められるからです。

安易に部分矯正を引き受けてトラブルになることを避けるため、上下顎の部分矯正や全体矯正のみ対応という方針のクリニックも少なくないのです。

上の歯だけ矯正に関するよくある質問

ここでは、上の歯だけの矯正治療でよくある質問を紹介します。

Q1.上だけの矯正で後悔することはありますか?

はい、残念ながら後悔するケースは存在します。主に以下の3つのパターンが挙げられます。

  1. 噛み合わせが悪くなった
  2. 見た目が想像と違った
  3. 結局、全体矯正が必要になった

治療前の精密検査が不十分だったり、噛み合わせを軽視して見た目だけを優先した治療計画を立ててしまったりすることが主な原因です。

後悔しないためには、リスクを理解し、慎重に治療計画を立ててくれる歯科医院を選ぶことが大切です。

Q2.上だけ矯正の後、下も矯正したくなったらどうなる?

追加で下の歯を矯正すること自体は可能ですが、推奨はできません

その理由は、①治療計画が複雑になる、②理想的な噛み合わせを作るのが難しくなる、③結果的に治療期間が長くなり、費用も割高になる、といったデメリットがあるからです。

すでに完成している上の歯並びに合わせて、後から下の歯を動かすことになるため、ゼロから上下同時に治療計画を立てるのに比べて、どうしても仕上がりに妥協点が出てくる可能もあります。

下の歯だけの矯正についても気になる方は、「下の歯だけ矯正はできる?適応症例や治療法別の費用・期間を解説」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

Q3.医療費控除の対象になりますか?

はい、対象になる可能性があります。噛み合わせの改善など、機能的な問題を解決するための「治療」であると歯科医師が診断した場合は、医療費控除の対象となります。部分矯正であっても、噛み合わせの改善を目的とする場合は対象となることがありますので、詳しくはカウンセリングの際に歯科医師に確認してみましょう。

まとめ

上の歯だけ矯正は、気になる前歯のすきっ歯や軽度のガタガタを費用を抑えて短期間で改善できる可能性がある治療法です。

ただし、適応できるのは「奥歯の噛み合わせに問題がない」など、条件を満たした場合に限られます。もし噛み合わせに問題があるにもかかわらず無理に前歯だけを動かすと、かえって噛み合わせが悪化したり、後戻りしやすくなったりするリスクがあります。

メリットだけでなく、こうしたデメリットや限界も理解することが非常に重要です。

「自分の歯並びは上の歯だけで治せるのか」を自己判断するのは困難です。まずは精密検査を受け、ご自身の歯並びの状態を正確に診断してもらいましょう。

当院では、あなたの歯並びに関するお悩みや疑問に、歯科医師が直接お答えする無料相談を実施しています。

3D歯型スキャンとレントゲン撮影も無料です。無理な勧誘は一切ありませんので、あなたの歯並びがどう治せるのか、一度確かめに来てください。

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